2013年1月13日日曜日 更新:

モンベル「スーパースパイラルバロウバッグ♯3」の使用感

モンベルのマミー型シュラフの定番、「スーパースパイラルバロウバッグ♯3」を購入して、初めて車中泊で使用する機会がありました。場所は、富士山の近くにある富士スピードウェイの駐車場です。




主な仕様

  • 表地:超耐久撥水加工
  • 質量:1,050g(スタッフバッグ込みで1,080g)
  • 収納サイズ:φ18×36cm(7.3L)
  • コンフォート温度:6℃
  • リミット温度:1℃
  • 使用可能限界温度:−10℃ 
  • 適応身長: ~183cm


基本情報

  • 製品名:スーパースパイラルバロウバッグ♯3(3シーズン用)
  • カラー:バルサム、サンライズレッド
  • 希望小売価格:15,950円(税込)
  • R/ZIP:右ジッパー、L/ZIP:左ジッパー
  • Amazon (販売終了) 後継「バロウバッグ#3」



車中泊の体感テスト


午前0時  就寝

これまで寒い場所でキャンプをする時は、ダウンジャケットを着たまま封筒型シュラフで寝ていました。薄手の長袖とタイツだけでシュラフに入ると、かなり開放感があって、車中とはいえ外でこのままで寝れることに幸せを感じる。外灯の光が眩しく、脱いだ上着でフロントガラスを覆う。車中泊は、サンシェードがあると便利だ。


午前3時 車内温度 7度

上半身をシュラフから出しても何とか耐えられる温度。頭までスッポリ入っていれば、まったく問題ない。目が覚めたのは子供が「さむい、さむい」と騒ぎ出したため。シュラフを頭にかぶせると朝まで起きることはなかった。

一度目が覚めてしまうと、運転席をリクライニングした状態で寝れなくなる。イモ虫状態で上半身だけ助手席側に倒したり、足をハンドルの横に挟んだりしたが正解が見つからない。何気なく肘掛けを倒して腕を置いたところ、なぜか寝苦しくなくなり再度眠りについた。


午前6時 車内温度 2.7度 外気温 -2度

顔の寒さで目が覚める。上半身をシュラフから出すとあまりの寒さに驚く。頭までスッポリ入っても寒さを感じるので、零下ではジャージなどもう一枚着た方が良さそうだ。体がシュラフ越しに車のボディに触れると、そこから体温が奪われるように感じた。


家族の感想と改善策

家族は2列目3列目を倒して寝たが、完全にフラットではないので体中が痛くなったとの事。車にもマットが必要でした。後日、キャプテンスタッグの「EVAフォームマット」を購入して、キャンプでは朝まで快適に睡眠をとれるようになった。


テスト結果

冬場の車中泊は、長袖とタイツだけで全く問題ないことが分かった。基本寒がりなので、どうしても寝れないときは薄手のダウンジャケットを併用すれば問題ないだろう。
 



(まとめ)3シーズン対応の強み

購入するまではどのモデルを買うべきか非常に悩んだが、この#3を実際に使ってみると、収納サイズ、価格、3シーズン対応とバランスの良いシュラフです。

5年が経った今も愛用中で、夏キャンプは掛け布団として、登山は現地の車中泊(山頂は山小屋泊です)など、引っ越しの時にも重宝しました。連結は子供が小さいときに数回使用したが、長く使うのであれば単純に利き手側を購入するのが無難です。

家族用途だとダウンは濡れたらアウトなので、化学繊維のバロウバッグ#3で十分です。