初版での検証方法に誤りが見つかったため、再検証した結果を掲載しました。
ご指摘ありがとうございました。
-----------
先週の調査でOM-D E-M5の内蔵EVFのフレームレート設定を高速にすると、有機ELモニター(以下、OEL)を高速化できることが判明した。となると次に気になるのがバッテリーの消費である。
デフォルト設定が標準となっているので、高速にすることでバッテリーの消費が増えるのは自明のことだと思う。しかし、どの程度バッテリーの消費が変わるのかというと、これがどこにも書いていない。なんとなく思い込みで使い続けていくのが気持ち悪いので、検証してみることにした。
◆検証方法
OM-D E-M5の以下の設定にして、電源ON-スリープ後にデジタルテスターの9Vバッテリーモードで電圧の減少を測定する。また、リチウムイオン電池の特性を考慮して、5分間隔で最大20分までの測定を行った。
- 内蔵EVFの自動切り替え:OFF
- スリープ時間:5分
- Info off 時間:Hold
- バックライト時間:Hold
- 満充電したバッテリーで測定する
- 設定を変更する際は必ず予備バッテリーで行う
- 内蔵EVFの測定時はOELをOFFにする
◆検証結果
測定開始直後の最初の5分間は、フレームレート:高速・標準による差違はないと思われた。しかし、測定を継続することで、標準のEVF/OELは徐々に減少が緩やかになり、高速のEVF/OELとの差が開いていくことを確認できた。最終的にどの程度差が開くのかは、後日調査したいと思います。
→(続)OM-D E-M5バッテリー検証とおすすめの省電力設定。
グラフ1 満充電後の電圧減少推移 |
表1 測定時間別の電圧値 |
これまでは、なんとなくEVF+スーパーコンパネの方がバッテリーは長持ちすると思い込んでいたが、結果はどちらも同じ。EVFとライブビューを被写体に合わせて好きなように使えばいいのであった。ライブビュー撮影時はバッテリーの消費を気にしながらの撮影だったが、今後はこのストレスから解放されそう。
フレームレートの高速設定は、若干バッテリー消費が増える傾向にあるが、何度か子供達を撮影した結果、彼らを撮影する時は必須の設定だと感じた。以前より、自分のタイミングで撮れるようになったので今後も常用したい。
バッテリーの測定風景。 検証はどこまで続く(TдT) |