2024年3月24日日曜日 更新:

デジタルカメラは高機能から体験型に変わるのか

最近のカメラニュースで思うこと。

 


 


今後は体験型へシフト?

2024年4月、写真界隈ではカメラメーカーよる高機能路線の新製品ラッシュを続けた結果、ライカや富士フイルムなどのアナログなデジタルカメラへの注目が集まっています。ペタピクセルの3人衆は、この流行について「sexyなカメラ」の必要性を説いていました。

しかしながらX100VIはいま転売目的で買い占められているらしい。これはどうしたものか。Fuji Rumorsは富士フイルムUKのマネージャー、アンドレアス・ゲオルヒアデス氏とのインタビューを公開。

富士フイルムのカメラは、X100だけでなく、X-T30とX-T5も人気が高まっている。X100VIの生産を増やしたが、需要は富士フイルムが予想していたよりもはるかに大きい。現在の生産量は15,000台/月。現在、富士フイルムは生産量を増やす方法を検討しています。生産の増加は、今から4〜5ヶ月後(2024年夏頃)に達成される予定とのこと。(4/4、Fuji Rumors

 

コンデジブーム

また、以前からZ世代のコンデジブームがあります。SNSなどのシェア文化と、非デジタルへの関心は一時的なものと考えていましたが、ますます盛り上がっているみたいです。 「これはどういうことなんだろう」と数日考えていましたが、、、 これはつまり。人類は大なり小なり体験型の製品を欲し始めているのではないか。それならPEN E-P7やOM-D E-M10 Mark IVが「品薄」になっているのも納得できます。単純に、メカシャッターボタンを押して撮影するのは楽しいですし。あとはMFレンズを装着したら珠玉のアナログカメラの完成です。

となると、デジタルカメラ市場においては、手頃な価格帯で体験型サービスを提供できるカメラメーカーが注目を集めることになる。若い人の感性というのは本当に鋭いですから、今夏に予定されているPENTAXの新しいフィルムカメラというのは成功しそうだ。

一方で、このようなニーズに対応できないカメラメーカーは競争力を失いやすくなる。OMやLUMIXは、どちらかというとソニーと同じように全自動かつ高機能路線へ突き進んでいます。体験型を求める声がどのくらいの比率になるか。商品がなければ他社へ行くだけですから、少なくともエントリー機の量産体制の見直しが求められるのではないか。

 

その他の状況



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