レンズ情報登録の機能がないカメラでオールドレンズを楽しむ場合は、撮影したあとファイルのExifにレンズ情報を手動で追加するしかありません。
ダウンロード
それはちょっと大変なので、オールドレンズのExif情報を一括登録できるApple Scriptを作ってみました。ダウンロードしたZIPファイルを展開して、appをMacのデスクトップ上などに配置します。
オリンパス
ニコン
- Ai Nikkor 50mm F1.8S(ZIP、58KB)
使い方
- (初回のみ)お使いのMacに「ExifTool」をインストールします
- LTIIで撮影したJPG/RAWファイルを複数選択します
- デスクトップ上にあるApple Scriptアイコンにドラッグ&ドロップまたは右クリック/このアプリケーションで開く/その他を開いてExifを追加したいApple Scriptを選びます
- バックアップファイルを自動で作成したあと、「ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8」をダウンロードした場合は、以下の情報が追加されます
- レンズモデル:ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8
- 焦点距離:36.3mm
- F値:F1.3
プロファイルの複製
Apple Scriptは、最近夢中になっている「LTII EF-m4/3」前提の焦点距離とF値になっています。
通常のマウントアダプターで使用する場合は、ダウンロードしたappを複製したあと、スクリプトエディタで-FNumberと-FocalLengthの値を更新・保存する必要があります。
- ダウンロードしたappを右クリックしてコピーを選択する
- 複製されたappのファイル名を変更する
- アプリケーション/ユーティリティ/スクリプトエディタを開く
- 複製したappを選んで開く
- 下記黄色の部分を更新して保存します
set command to "/usr/local/bin/exiftool -LensModel=\"ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8\" -FNumber=\"1.8\" -FocalLength=\"50 mm\" \"" & itemPath & "\""
試写
レンズ情報登録が未対応の「Panasonic DMC-GM1」にZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8(LTII)を装着して撮影したあと、Exifを半自動で登録してみました。
DMC-GM1 ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8 at 1/16000 F11(F8) ISO200 0EV |
DMC-GM1 ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8 at 1/16000 F8(F5.8) ISO200 0EV |
DMC-GM1 ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8 at 1/16000 F5.6(F4) ISO200 0EV |
DMC-GM1 ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8 at 1/16000 F4(F2.9) ISO200 0EV |
DMC-GM1 ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8 at 1/16000 F2.8(F2) ISO200 0EV |
DMC-GM1 ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8 at 1/16000 F1.8(F1.3) ISO200 0EV |
ふむふむ、露出補正±0の時は、絞りリングをF4(F2.9)にしたときが一番自然で画質が安定しそうです。
交換するオールドレンズが増えてくると、OM-1のレンズ情報の切り替えを忘れてしまうことがあり、このスクリプトが役立つことがありました。