米プログレードデジタルは、メモリカードは時間の経過とともに遅くなる原因を「ProGrade Digital Blog」に掲載しています。
メモリカードが遅くなる理由
「メモリカードは、使用しているうちに接点が汚れたり、データが断片化したりして時間の経過とともに遅くなる。これは、安いメモリカードだけでなく、高品質のメモリカードでも同様です。私達は写真を撮っては再生して、気に入らないものは削除して撮影を続けます。そして、カードが一杯になると中身を取り出し、クイックフォーマットして撮影を再開する。 クイックフォーマットは実際にはデータは削除されていません。だからメモリカードの容量が大きければ大きいほど、データの断片化が起きやすくなる。
10枚の写真を撮って、そのうちの1枚を削除するとします。例えば5枚目。そうすると、保存されている情報の真ん中に穴が開き、カードはデータの再割り当てを余儀なくされます。この作業を「ガベージコレクション」と呼び、メモリカードがそのスペースを解放するために必要なことです。写真を何枚も撮影して新しいデータがどんどん入ってくる中で、既存の情報を移動させる必要があるときに、カードの処理速度が遅くなるのです。
ProGrade Digital製品は、カードの寿命を延ばすために「ガベージコレクション」を最小限に制限する機能を内蔵したフラッシュコントローラを使用しています。また、メモリカードの健康状態を測定して残り寿命を表示したり、専用の「PGカードリーダー」と組み合わせて使える完全フォーマット機能を持つソフトウェア「リフレッシュ・プロ」を販売しています」とのこと。
完全フォーマットの方法
- Windows:クイックフォーマットのチェックボックスを外す
- Mac:セキュリティオプションから安全度の高いフォーマットを選択して、ディープフォーマット
- カメラ
- OMDS:カードセットアップ/カード初期化
- LUMIX:セットアップ/フォーマット
OMDSは、必ずカメラ内で初期化するように推奨しています。LUMIXは、パソコンで初期化したあとでもカメラ内で初期化するように推奨していました。この操作は、プロテクトした写真でも消去されるので注意が必要です。(OMDSサポート、LUMIXサポート)
感想
断片化なんてもう過去の話かと思ってましたが、まさかメモリカードの記事で目にするとは。とはいえ、最近のフラッシュコントローラーは色々と工夫されていてずいぶん賢い様子。あまり気にする必要はないかもしれませんが、ベンチマークテストのときは完全フォーマット、動体撮影する際はカメラ内で初期化を事前にしておくと安心ですね。
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