米The Phoblographerは、2022年2月15日(火)に掲載した「OM SYSTEM OM-1レビュー」に誤りがあったとお詫びを掲載しました。
お詫び
「皆さん!OMDSと話し合った結果、私たちのOM SYSTEM OM-1のレビューに訂正がありましたので、皆様にお知らせします。先日のレビューのコメントで、被写体検出に関する発言に誤りがあったことを指摘されました。
レビューの後にOMDSに確認したところ、被写体検出を特定のボタンに設定することができるそうです。これは知っていたのですが、ボタンを押したままダイヤルで被写体検出を切り替えられるというのは知りませんでした。これならきっと、検出の切り替えに関しては、他のどのシステムよりもやりやすいはずです。しかし、鳥から動物へというのは、とてつもなく煩わしい。一度、設定を切り替える必要がないことを味わってしまうと、もう戻りたくないですね。
ソニーの場合は、どちらかに設定しないといけないんです。もちろん、モードダイヤルの設定を切り替えることで設定することもできますが、それは複雑です。目を離すと、その瞬間がなくなってしまうかもしれない。指や手も常にダイヤルの前にあるわけではありませんから、指先で操作できることが望ましいのです。パナソニックもキヤノンもニコンも、鳥や動物をまとめて撮影しています。そして、よりシンプルにするためには、その方がいいのかもしれません 」
レビュー記事
以下がOM SYSTEM OM-1のレビュー記事です。
使用した機材
- OM SYSTEM OM-1
- M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO
- M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO II
- M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PRO
- M.ZUIKO 17mm F1.2 PRO
- Flashpoint Zoom Li-On X R2
- NOKTON 17.5mm F0.95
レビュー結果
「OM SYSTEM OM-1は超高画素を必要としない多くのプロ写真家のニーズに完璧に応えてくれるでしょう。さらに、写真愛好家にとっても素晴らしいカメラです。また、世界最高水準の品質も忘れてはいけません。小さなボディ、驚異的なバッテリー持続時間など、あらゆる要素を兼ね備えています。総合評価は5点中5点。C-AF+TRの挙動にまだ調整が必要だと思いますが、ファームウェア更新で修正されれば「エディターズチョイス賞」を容易に受賞できるでしょう」とのこと。
好き
- 小型化
- コンピュテーショナルフォトグラフィ機能
- AI被写体認識AF
- 手ぶれ補正
- 手にしたときの感触
- 新メニューシステム
- レンズが豊富
- 価格もまずまず
- 常識を超える耐候性
- オートフォーカスは他メーカーと遜色ない
- きれいな高感度ISO出力
嫌い
- メニューにタッチパネルを採用すればよかったのに
- C-AF+TRの調整がまだ必要だと思います
注目のコメント
「新型バッテリー「BLX-1」を初めて採用したカメラで、これが驚くほど長持ちするんです。4日近く充電せずに撮影できました」
「OM SYSTEM OM-1は、現代のカメラの大きな部分であるセンサー保護を見逃しています。OM-1は、カメラの電源を切っても、センサーを保護するためにシャッターユニットを降ろすことができません。これは、最近のほとんどのカメラにとって重要なことです。しかし、OM-1にはそれがありません」
「OM SYSTEMのカメラは、これまで私が感じた中で最も優れたエルゴノミクスを備えています。それに近いのは、ライカと富士フイルムだけです」
「ストリートスナップで動く被写体を開放レンズで撮影するには、顔優先AFはまだ十分な速度ではありません。今のままでは、ソニーとキヤノンしかそれを実現することができません」
「OM SYSTEM OM-1の画質は素晴らしいです。これまでのマイクロフォーサーズカメラのように、ISO1600以上で撮影したくないというようなことはありません。OM-1のISO6400はかなり優秀です。そして全体的に見事な発色です。これほどまでに画質が気に入ったのはOLYMPUS OM-D E-M5以来です。初期のコダックカラーとは違いますね。しかし、暖色系のホワイトバランスを設定すると、ビビッドカラーモードでも様式美が感じられます」
「私は、OM SYSTEM OM-1のJPEG画質を気に入ってます。さらに、いくつかのアートフィルターを追加できます。NOKTON 17.5mm F0.95と組み合わせると、粒状感のある白黒モードは夢のようです。私はオリンパスのカメラではいつもJPEGで撮影します。RAWでさらに多くのことができますが、JPEGは今までにないほど美しいです」
「これは、私がマイクロフォーサーズのカメラで撮ったISO6400の写真の中で、最もきれいな写真です。この出来栄えに本当にほっとしています。ちなみに、この写真に編集は一切していません」
「上記はISO25600で撮影した写真です。正直言って、あまりひどくはないですねー。OM SYSTEM OM-1がこれだけ改善されていることに、かなり感動しています。OMDSによると、私たちがテストしているOM Workspaceのバージョンでは、AIノイズリダクション機能は利用できないとのことです。しかし、発売時には搭載される予定です。そうなれば、本当に素晴らしいものになるはずです。個人的には、Skylum Luminarと技術共有をしているのではないかと勘ぐっています」
感想
クリスさんは、レンズ交換時にシャッターが閉まる機能とメニューのタッチ操作の対応を希望していますね。ファームウェア更新で対応してあげると喜んでくれそう。ニューヨークで星空を撮影できたことに大変感動した様子。
C-AF+TRや顔優先AFはOM-D E-M1XやOM-D E-M1 Mark IIIで随分良くなったと感じましたが、2/15時点ではまだ改善の余地ありと思ったようです。しばらくはC-AFをメインで撮影した方が良いのかな。動体のカスタマイズで改善できた可能性もあります。ハイレゾショット機能に一定の理解を示しましたが、高解像度の写真が必要なときは素直にフルフレームやGFXを使うだろうとのこと。
OM-1の画質に関してはクリスさんが褒めちぎっているので逆に心配になりますが、他にもサニー16ルールによるDRテスト(1段分の向上を発見?)、被写体検出AFのMFクラッチを使ったリカバリーテクニック、NOKTON F0.95シリーズで使えるフォーカスピーキング設定ついて興味を持ちました。これらは私も実機が届いてから試してみようと思います。
(おまけ)TOP SELLER
3/6、なんと米B&HでOM-1にTOP SELLERマークが付きました。
3/15にはGH6にもTOP SELLERマークが付きました。マイクロフォーサーズはもうダメかと思ったけど、よかったねぇ...。Jimmy Chengさんの「Micro Four Thirds will be HUGE in 2022」は本当でした。
ちなみにNo.1にはゴールドラベルが付くようです。
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おお〜✨ |
OM-1は3/22、GH6は3/25にトップセラーマークが無くなっていました(;・∀・)アラッ