2020年8月29日土曜日 更新:

メタボーンズ製 C−MFTマウントアダプター III 購入

マイクロフォーサーズ用のCマウント環境を着々と整備中です。今回は、メタボーンズ社の「Cマウント−マイクロフォーサーズマウントアダプター III」について。

主な仕様

    • 型 名:MB_C-m43-CH3
    • 素 材:真鍮
    • 最大径:φ54mm(着脱ノブ込みでφ57mm) 
    • 質 量:35g


       

      基本情報

       

       

      外観

      購入したメタボーンズ社のC-MFTマウントアダプターは、左右の「着脱ノブ」が目印の3型です。シネマレンズを色々と調べているうちに一目惚れ。CCTVレンズに付属しているCマウントアダプターと比較すると、真鍮製のお陰かネジがガッチリ噛み合ってレンズがしっかり固定される印象です。

      う、美しい...



      見事な作り!



      いきなり誤動作🥺

      ところが硬い。マウントアダプターが鬼のように硬くて簡単に回りません。「これがメタボーンズ クォリティか」と最初は納得しようとした。レンズを装着した状態であれば回しやすいことに気づき、ぐりぐりと何度も着脱を繰り返したところ・・

      「レンズと通信できませんでした。レンズとの接点が汚れていないかご確認ください。」と、謎のメッセージが出た!(;・∀・)ナニコレ

      カメラの電源On/Offや、マウントアダプターを装着し直しても変化なし。OM-Dではどうだろうと確認すると、今度は画面が真っ暗のまま。「おいおい何が起きてるねん」とマウントアダプターの裏を見て驚いた。

      塗装が剥がれてる・・



      誤動作の原因

      マウントアダプターの背面の塗装がカメラボディ側の電子接点と干渉して剥がれてしまい、真鍮がむき出しとなって誤動作しているようだ。この黒い塗装は、マウントアダプターと電子接点の接触を防ぐ役割があったのか!!

      剥がれた塗装くずはどこへ?と調べてみると、下図ピンク色のところに移動して固まっていた。カメラ内部が粉まみれになるのを回避できたのは不幸中の幸いか。


       
      「これは最悪だ」と残りの塗装をマイナスドライバーで取り除き、そのあと工業用の油性マーカーで黒く塗りつぶしてみたが、結果は同じで徐々に剥がれる。さあ、どうする?



      自作の電子接点保護シールの制作

      そういえば、100円ショップのセリアで購入したPVC素材の「カーボン調シート」って耐久性抜群だよなと思い出す。

      円切りカッター(Amazon)で半径18mmと15mmにカットしてリング状に。更に半分にカットしてマウントアダプターの背面に貼り付けると・・


      完成です!

      PVC素材は適任だった様子で、自然に剥がれることもなく安定して動作するようになった。(;・∀・)良かったあ〜



      後日談。

      購入元からアンケートが届いたので、参考までにこの件をメタボーンズ社のサポート先と一緒に伝えたところ、すぐに交換品を送付したいとの連絡がきました。この問題は頻繁に発生することではないと聞き、ほっと一安心。