- レンズ構成:4群6枚
- 最短撮影距離:3.5m
- フィルター径:72mm
- 最大径x全長:Ø80 x 181mm
- 質量:1,020g(三脚座なし)
ZUIKO AUTO-T 300mm F4.5は、マルチコート有無の新旧があって中古市場で出回っている格安品はモノコート版になります。三脚座は付いていたが取り外してMMF-3マウントアダプターにM.ZUIKO 40-150mm F2.8 PROの三脚座を付けて使用しています。重さは1kgということでズシリ。
星が液晶モニターに映らない・・・!
- ダイヤルはMモード
- LVブースト2をOn
- 液晶モニターの明るさを最大にする
- レンズのF値は開放にする
月齢は8〜10。オリオン座の右側に月が煌々と輝いていたが、リハビリなので特に気にせず撮影を開始しました。だからLVブースト2でも星が見えなかったのかもしれないが、復帰初日はかなり焦った。F値を開放にして液晶モニターの明るさをマイナスからプラスに変えたところ、星が画面に映り始めて簡単にピントや位置合わせができるようになりました。
我が家の光害レベル:露出2.5秒(笑) |
星が止まらない・・・!
- 設置前に赤道儀と三脚周りにネジなど緩んでいないか全てチェックする
- 「極軸合わせ」を行ったあとベランダに設置する
- とにかく自分を信じる。きっちり合わせておけば微調整不要
- 幹線道路沿いなので交通量が多い日の振動はしょうがない
まずは露出2分でスタートすると微妙に星が右下に流れたので、微動雲台で調整しようとしたが改善できず。TP-2を点検すると部屋で長期間放置して付けたり外したりしたせいか、TP-2の三脚穴に付けたクイックシューやパンニングクランプに若干の緩みがあった。
復帰してすぐには星を止められず、10秒ISO25600のやけくそで撮ったM42(笑) |
初心に戻り、三脚周りの点検と極軸合わせをしっかり行ってからベランダに設置したところ星が止まりだす。通常、重量のあるレンズを載せる時は、設置後に赤道儀の水平角度を再チェックすべきなのだが、そこは造りがしっかりした微動雲台と三脚に更新したお陰か省略できました。
復帰2日目には、天体撮影の自動運転化を目指していたことを思い出す。
復帰4日後 F11、ISO3200、露出2分19秒、TCON-17Xを外してみる |
全自動撮影のコツ・・・!
- LIVEBULBをMENUでOFFにしてBULBにする(E-M1MarkIIのBULB時の液晶モニターの明るさ調整は歯車メニューE2.露出/ISO/BULB/測光のBULB/TIME輝度設定)
- リモートレリーズ
- DELAY(低振動):12秒
- LONG(露出時間):1〜2分
- INTVL(撮影間隔):10秒(長秒時ノイズ低減をONにする場合は露出時間を指定)
- N(撮影回数):30
- ♪(操作音):オフ
- 放置前にカメラを一回転して安定性を確認する
全自動撮影に拘るのは、この時期は窓を締めてしまえば寒くないから。TP-2は造りがしっかりしていて、それを可能にする装置だと再認識しました。上のM42は風呂に入っているときに撮影されたものだが、ノウハウが溜まったらTP-2一式を持ってお出かけしてもいいかもしれない。
一般的にはコンポジット撮影で自動化のメリット大 |
望遠レンズが西に傾き始めると星が流れやすくなる傾向があるので、ここが改善ポイントです。ZUIKO AUTO-T 300mm F4.5とZUIKO AUTO-T 200mm F4は、撮り比べしてみたいですね。
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