2024年6月30日日曜日 更新:

OUTPERFORM、Z6IIIの噂

2024/6/30、Photons to Photosはニコン Z6III のセンサー測定データを公開しました。

  • センサーの一部にのみ、上部と下部に積層型の追加回路が配置されており、他の完全に積層されたセンサーと比較してコストをそれほど増やすことなく、センサーの速度を大幅に向上させます」 (24/6/17、ジェラルド・アンドーン
  • 新データ:ニコン Z6III のダイナミックレンジとその他のセンサー測定」(24/6/30、Photons to Photos

 

主な仕様

世界初の部分積層型CMOSセンサーとミラーレス史上最も明るいEVFを搭載したZ6IIIは、Z9/Z8ゆずりの強力なAF性能を実現。手ぶれ補正は、Z9、Z8を超える8.0段の優れたパフォーマンスを発揮します。

  • 読み出し速度はZ6IIの約3.5倍
  • 最大約120コマ/秒の静止画撮影
  • フルHD 240pの動画撮影
  • 6K 60pのN-RAW動画のカメラ内記録
  • すべての撮影モードでローリングシャッター歪みを抑えた撮影が可能
  • EVFのリフレッシュレートを最大120fpsまで向上
  • EXPEED 7との連携によるZ6IIよりも約20%速い合焦速度

 

基本情報

  • 製品名:ニコンミラーレスカメラ「Z6III」
  • 希望小売価格:オープン価格、初値370,260円
  • 発売日:2024年 7月12日

  

外観




 

 

Photons to Photos

作者のウィリアム・J・クラフ氏によると「値そのものは機種比較には不適切であるが、グラフの形状は内部回路のヒントになる」とのことですのでグラフの傾向を見るだけにとどめます。デュアルゲインの切り替えポイントは以下の通りです。

  • Z6II:ISO800、ISO16000 
  • Z6III:ISO800、ISO16000



Z6IIとZ6IIIは、ISO800で1回目の切り替えをしており、低照度性能や動画でのノイズ低減を重視した設計と考えられます。両機ともISO16000で2回目の切り替えがあります。ISO64000は上三角のデジタルスケーリング処理が入る。実際のところ使う場面は相当限られるとは思うが、RAW現像時にAIノイズ除去を使うと情報のない部分をAIが創作することがある領域のため、強度をかなり弱めるかAIノイズ除去の使用を避けた方がよい。

 


更新履歴

  • 2018/7/25、「その名はZ」の記事公開。

  • 高級化が進むミラーレス一眼カメラ市場に、新たな製品がニコンから加わりました。その名は、Z。第一弾は高画素モデルの「Z 7」が2018年9月28日、続いて高感度オールラウンドモデルの「Z 6」が2018年11月23日に発売されます。
  • 「Z 7」「Z 6」のデザイン:所有している「New FM2」を進化させたようなデザインを期待していたので、第一印象はあまり良くなかった。これが不思議なもので、しばらく様々な角度からの写真を見ているうちに見慣れてきました。
  • 「Z 6」の製品特徴:気になるのは大ヒット中の「α7 III」対抗モデルの「Z 6」でしょう。両者の優位点を並べてみると、、、
  • α7 III:追従連写コマ数、瞳AF、SDカードダブルスロット、4K HDR、スマホ連動位置記録、BIONZ X
  • Z 6:防塵防滴設計、EVF・液晶モニター解像度、カメラ内RAW現像、6K タイムラプス、EXPEED 6
  • 最近のカメラは、超高感度の技術進化が凄まじい。 MFTマウントからもGH5Sが様々な技術を駆使して常用ISO6400〜12800を実現したのは記憶に新しいところ。「Z 7」45MP→「Z 6」24MPで画素セルサイズ拡大のメリットと、新画像処理エンジンでセンサー回路から高感度ノイズを低減する。


    α7S II
    GH5S
    α7 III
    Z 6
    EOS R
    MP
    12.20
    10.28
    24.20
    24.50
    30.30
    Focus area
    169
    225
    693
    273
    143
    M-SS
    1/8000-30s
    1/8000-60s
    1/8000-30s
    1/8000-30s
    1/8000-30s
    ISO
    50-102,400
    80-204,800
    50-204,800
    50-204,800
    50-102,400
    EVF
    2,359K-dot
    3,680K-dot
    2,359K-dot
    3,690K-dot
    3,690K-dot
    VF
    0.78x
    0.76x
    0.78x
    0.80x
    0.71x
    Battery
    7.2V 1,020mAh
    7.2V
    1,860mAh
    7.2V
    2,280mAh
    7.2V
    1,900mAh
    7.2V
    1,800mAh
    Size       (mm)
    127 x 96 x 60
    139 x 98 x 87
    129 x 95.6 x 62.7
    134 x 100.5 x 67.5
    135.8 x98.3 x 84.4
    Weight  (g)
    627
    660
    650
    675
    660
     
  • 不安視されているバッテリーはD850と同じ大容量の7.2V 1900mAhを採用しており、CIPA基準の枚数より多く撮影できるという報告が既に出ています。ざっと見た感じは、使い勝手を重視したスペックで、登山やキャンプなどアウトドアモデルとして期待できる内容です。
  • DxOMarkのテスト結果:
    参考情報として「OM-D E-M1 Mark II」は、日中は許容できるノイズ量の基準値を30dB以上とした場合ISO200〜1250、長秒は少し基準を下げて25dB前後のISO3200で運用中。「Z 6」は日中でISO1600まで。長秒はISO6400と1段高く設定が可能か。



  • 未来を見据えた先進の完全電子マウントとは:永遠に続くと思っていたFマウント。なので「New FM2」を購入したのだが、あっさり過去のものとなってしまった。
 

 
  • ニコンの測定基準で、所有カメラのマウント内径を実測した結果は以下の通り。キヤノンEFマウントの内径は54mmで、Zマウントとほぼ同じ。APS-CモデルのEOS-Mマウントは、ソニーのEマウントとほぼ同じ大きさ。キヤノンのフルサイズミラーレスカメラは、どちらのマウントを採用するのか気になるところ。→EOS Rは54mm!

     Mount
    内径(mm)
    ニコンZ
    55
    キヤノンEF
    54
    OM
    47.5
    ニコンF
    47
    4/3
    47
    ソニーE
    46
    MFT
    42

  • NIKKOR Z レンズ ロードマップ
    f/4ズームセット
    2018: 24-70mm f/4 S(9/28発売)
    2019: 14-30mm f/4 
    f/2.8ズームセット

    2019: 24-70mm f/2.8 
    2020: 14-24mm f/2.8
     

     
     
  • ビックカメラ売り場の様子:近年で、これほど本気の売り場は記憶にありません。カメラ量販店にとっても、今回は一大イベントなんですね。 
  • ニコンファンミーティング2018の日程
  •   9/  1(土),   2(日) 10:00- 18:00 東京、ベルサール渋谷ファースト 
  •   9/15(土), 16(日) 10:00- 18:00 大阪、堂島リバーフォーラム ホール
  •   9/22(土), 23(日) 10:00- 18:00 名古屋コンベンションホール
  • 10/  6(土)                10:00- 18:00 サッポロファクトリーホール
  • 10/28(土)                10:00- 18:00 広島県立広島産業会館
  • 11/  4(土)                10:00- 18:00 福岡、エルガーラホール
  • 11/10(土)                10:00- 18:00 仙台国際センター 
  • 2018年8月28日(火)、2018年9月発売予定製品のお届け遅延お知らせを発表。既に初回予約組の一部で、発売日当日にお届けできない可能性があるとのこと。
  • Z 7
  • Z 7 24-70 レンズキット
  • Z 7 FTZマウントアダプターキット
  • Z 7 24-70+FTZマウントアダプターキット
  • NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
  • AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR
  • ソニーは、「ミラーレス時代のαフルサイズミラーレスキャンペーン」を開始。α7 IIIは今のところキャンペーン対象外。
     

  • α7 IIIの価格推移:
  • 12月のボーナス時期にまた安くなりそう。「Z 6」の発売日は11月23日。なるほど、ニコンは本気のようです。

 


ソニー α7 III ボディ ILCE-7M3
  • 2018年09月:「Z 7」、初値393,653円、2018年11月:「Z 6」、初値245,430円
  • 2019/5Ver.2.0 瞳AF搭載
  • 2021/4、Ver.3.4 [オートエリア AF]の瞳検出の性能向上、フォーカスポイントの更新速度向上、別売スピードライト使用時の瞳AF/顔検出AF性能、被写体の視認性向上
  • 2022/10、[カスタムボタンの機能]で割り当てられる機能に[フォーカス位置の登録]と[フォーカス位置の呼び出し]を追加
  • 2020年08月:「Z 5」、初値164,339円
  • [ローライト AF]で低輝度時のAF検出速度向上
  •  2021/4、別売スピードライト使用時の瞳AF/顔検出AF性能、被写体の視認性向上
  • 2023/2、動画撮影時の瞳AF機能追加および[オートエリア AF]の瞳検出の性能向上
  • 2020年11月:「Z 6II」、初値241,556円 
  • [動画撮影ボタン]に割り当てられる機能として[音声メモ]を追加
    [動画撮影メニュー]に[人物印象調整]機能を追加
    [セットアップメニュー]に[フォーカス位置の記憶]を追加 
  • [カスタムメニュー]に[Lv に撮影設定を反映]の[する]に[フラッシュ使用時を含む]と[フラッシュ使用時を含まない]、[赤色画面表示]、[画面枠表示]、[動画撮影中の赤枠表示]を追加
  • 2020年12月:「Z 7II」、初値358,380円 
  •  [オートエリア AF(人物)]と[ワイドエリア AF(L-人物)]の瞳検出の性能向上
  • 瞳AF/顔検出AFおよびターゲット追尾AF中にライブビュー表示するフォーカスポイントの更新速度向上 
  • 2021/4、別売スピードライト使用時の瞳AF/顔検出AF性能、被写体の視認性向上
  •  [カスタムメニュー]に[Lv に撮影設定を反映]の[する]に[フラッシュ使用時を含む]と[フラッシュ使用時を含まない]、[赤色画面表示]、[画面枠表示]、[動画撮影中の赤枠表示]を追加
  • 2021年12月:「Z 9」、初値628,650円
  • Ver.4.0 →圧巻の更新内容。詳細はこちら。以下、代表的な機能追加のみ掲載。
  • 静止画および動画撮影メニューに[オートキャプチャー]を追加
  • [3D- トラッキング]において、[AF 時の被写体検出設定]で[オート]、[人物]、[動物]、[乗り物]を選択し、かつ被写体が検出できていない場合における小さく動きの速い被写体の捕捉精度を向上 
  • Ver.4.1、静止画撮影メニューおよび動画撮影メニューの[AF 時の被写体検出設定]に[鳥]、[飛行機]を追加
  • 2023年05月:「Z 8」、初値539,550円
  • Ver.2.0 →充実の更新内容。詳細はこちら。 
  • 2023年10月:「Z f」、初値269,280円
  • スローモーション動画機能を追加 
  • 2024年「Z 7III」, 「Z 6III」?
  • Z567(EXPEED 6世代)は、動画撮影と瞳AF/顔検出AFの性能向上に非常に熱心です。2019/12より、RAW動画出力機能の有償設定サービスを開始しました。料金33,000円
  • Z89f(EXPEED 7世代)は、「デュアルEXPEED6比で約10倍」と性能が飛躍的に向上。ZfはZシリーズ最高のボティ内手ぶれ補正8段を実現。今後もAI被写体検出AF関連の性能向上が期待できる