2017年7月7日金曜日 更新:

フリーズ

ミラーレスにはフリーズがつきものなのか。検索してみると最近発売しているデジタル一眼レフ機でも出ている機種はあるみたい。一般的にハードウェアでは連写時やマウントの接触不良など。ソフトウェアではバグや例外エラーで発生することが多いようです。以下、我が家のケースとファームウェア更新履歴の抜粋です。




初代E-M5

2012年3月購入。スリープ復帰後にフリーズ連発。この時は床に叩きつけようかと思ったし、実際E-420に戻った。対策ファームが出たのが2012年7月。それ以降はフリーズは激減した。直近1年はフリーズの記憶無し。オフ会ではEVFの故障話で花が咲くカメラ。自分のは良い個体みたいなので今後も大事にしたいと思う。

  • Ver1.2(2012年7月)スリープ復帰動作の安定性を改善
  • Ver1.6(2013年2月)長時間露光時にまれに操作ができなくなる現象を修正
  • Ver2.2(2016年1月)Windows10に対応Σ(゚Д゚) 


初代E-M1

2013年10月購入。フリーズあったかな?E-M5より圧倒的に少ないイメージ。直近1年はフリーズの記憶無し。修理したリアダイヤルの不具合は再発していない。LVブースト2をONにするとレスポンスが悪くなって壊れたかと思ったが、サポートによると仕様だそうだ。Ver.2、3、4のメジャーアップデートの進化は凄かった。その分、ソフトウェアに起因するトラブルも多少は増える感じでしょうか。

  • Ver.1.1(2013/11/28)C-AFあるいは、SCNモードのスポーツモードもしくはチャイルドモードでの撮影動作の安定性を向上
  • Ver.1.3(2014/03/31)ライブビューのフレームレートを [高速] に設定した時のカメラの安定性を改善
  • Ver.1.4(2014/05/21)C-AFでの撮影動作の安定性を改善
  • Ver.4.1(2016/02/04)手ぶれ補正動作の安定性を向上
  • Ver.4.3(2016/12/19)Ver,4.2で発生したHDR撮影、深度合成撮影、手持ち夜景撮影、デジタルシフト撮影を撮影確認の設定をOffで行った場合の誤動作を修正
  • Ver.4.6(2018/02/14)Ver,4.5で発生した長秒時撮影時に誤動作する現象を修正 


GM1S

中古美品を購入。フリーズは1回あったかな。直近1年はフリーズの記憶無し。しかし、電源ONのまま放置すると本体がかなり熱くなるのが気になるため、こまめに電源OFFするようにしている。パナソニックは、ファームウェア更新による新機能追加が滅多にないのが寂しい。→GH5以降は変わりましたね!羨ましい。

  • Ver.1.1(2014年4月24日)Apple社製iOS搭載機器とのWi-Fiによる接続不具合を改善


E-P5

中古美品を購入。フリーズの経験なし。実際、ファームウェア更新履歴にも安定性関係の記述が1つもなかった。凄い。だが、PEN-Fでは記述があるので偶然なのかファームウェアの仕様が変わったのか不明です。購入した個体はWi-Fiが機能せず、もう◯◯◯◯◯で中古は買わない!と思ったが、検索したら有名なバグだったようでフルリセットで復旧した。

  • ファームウェア更新履歴に安定性関係の記述なし


E-M1 Mark II

2016年12月購入。購入当初、カスタマイズしまくった直後にフリーズ経験あり。設定をバックアップ後にフルリセットで復旧。その後はフリーズなし。Appleのパブリックベータプログラムみたいのがあれば、私は参加したい。カメラもそういう時代なのでは?Dellのようにハードウェア診断ツールを公開してくれると有り難いです。

  • Ver.1.1 (2017/03/02) RAW画像生成時の安定性を向上
  • Ver.1.4 (2017/12/19) EVFを覗きながら撮影をした時の動作安定性を向上SD絡みのフリーズが直ったとの声多し
  • Ver.2.0 (2018/02/28) OLYMPUS Capture使用時のカメラ動作の安定性を向上、静止画撮影時の動作安定性を向上
  • Ver.2.2 (2018/08/30) 静止画撮影時の動作安定性を向上
  • Ver.2.3 (2019/01/24) SDカード(UHS-II)使用時の動作安定性を向上 


E-M1 Mark IIに限ったことではないが、昨今はSDカードとの相性で電子機器がフリーズするケースが多いらしい。Amazonではラベルを貼り替えた粗悪品が流通しているなど闇は深い。2スロットモデルであれば1スロットにして使ってみる、他社のSDカードで運用してみるなどユーザー側である程度問題の切り分けをしておかないと、原因究明まで長期化するケースもあるようです。

イタチごっこですが、ソフトウェア側で拾える問題は可能な限りエラー処理を追加していくしかないでしょうか。全ての人が楽しく撮影できるようになるといいですね。



予防保守

初代E-M5、E-M1の教訓から、EVF付きミラーレス一眼カメラで撮影する際は、モニターの明るさ調整をマイナスにして運用を続けています。口コミのバッテリー評価を見ると、デフォルト設定で運用している人が多いのではないか。更に、E-M5 Mark II以降の機種に搭載された「低消費電力撮影」(歯車メニューJ2)をOnにすることで、EVF撮影時のバッテリー消費も抑えることができます。

被写体に応じて臨機応変に。例えば、日中の日差しが強いときにライブビューで撮影する場合は、一時的にモニターの明るさをプラスにします。バリアングル液晶を裏側で収納してEVFの撮影に集中するときもあります。E-M1 Mark IIはバッテリー容量が強化されたので、モニターの明るさ調整は少し控えめのマイナスでも良いかもしれません。撮影が終わったらこまめに電源OFF。

どんな精密機械でもちょっとした気配りで、製品を長持ちさせることは可能だと思います。