2015年3月1日日曜日

今、改めてOM-DのC-AFと”親指AF”を使ってみた感想。その2

今日はソリ遊びができる某遊園地に行ってきました。前回に引き続きC-AF+親指AFテストの報告です。今回は雪原で逆光という場面で、丘の上から滑り降りてくる子供達を望遠レンズのM.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO と E-M5/E-M1の組み合わせで撮影しました。

機種別のC-AF動作

E-M5のC-AF+親指AFを使い始めて気になっていたのが、C-AFモードで被写体が静止している時のウォブリング現象です。E-M1は、ピント合わせでAFボタン押し続けていても被写体をロックし続けてくれます。

つまり、被写体が動き出す前の風景を撮影したいと思った時にC-AFモードでありながらS-AF的な使い方が出来てしまうのがE-M1。その後、被写体が動き出した時にそのままシャッターボタンを押せば良いので一連の操作がスムーズです。一方、E-M5で同じ撮影をする場合は、S-AF、C-AFを設定した2つのマイセットをファンクションボタンで切り替えて撮影する必要があります。


 

 

試写

そして、、、動体追従性能でもE-M5とE-M1では差がありました。

スペック上のC-AFの連続撮影枚数は、4.2コマ/秒と6.5コマ/秒で大きな差が無いように見えます。しかし、E-M1だとギアが1段上がる感じで非常にパワフル。JPEGと高速なSDカードを使用していれば、カード容量一杯まで連続して記録してくれます。


それぞれ5ケースずつ試しましたが、上下に揺れながら移動する被写体の場合、E-M1の方が安定して撮影できることが分かりました。E-M5は苦手な被写体のようで、交互にピントが合ったり、ずっとピントがずれていたりと、不安定な結果でした。




この結果の差はE-M1の像面位相差AFのお陰なのか、AFロックオン設定の有無の違いなのか。今回のようなケースでE-M5はC-AF+TRの方が良かったのか。引き続き検証を続けていく必要がありそうです。


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