2024年4月11日木曜日

春の嵐で地デジが不調。

4/9の春の嵐のあと、地デジの映りが悪くなりました。(;ω;)かなC


突然の不調

我が家の地デジ環境は、マスプロ電工の「SKYWALLIE mini」(水平偏波用、2階ベランダ)+33dBブースター(天井裏)です。しかし、先日の春の嵐のあと、アンテナレベル30と過去最悪の映りに落ちてしまった。アンテナはしっかり固定しているので、外観は何も変わった様子がありません。_(┐「ε:)_あれれ


700MHz電波障害

最初に疑ったのが、700MHz電波障害です。以前「チラシ」がポストに入っていたので「700MHz利用推進協会」に電話してみました。

オペレーターの方によると、なんでも700MHzの発射のタイミングで映像が乱れるらしい。しかし、直近でそういった発射の記録はないとのことでした。

また、700MHz電波障害の影響を受けるのはアナログ時代の古いブースターのみです。「DH」マークが商品パッケージに記載されているブースターであれば、問い合わせをする必要もなかった。

つまり、原因は家の中にあるということになる。何も変えてないんだけどな。

 

ヘンテナで調べてみる

困った時は「ヘンテナ」です。天上裏に置いてあるブースターに直に繋ぐとアンテナレベルは40に改善。ブースターを外すとアンテナレベルは0になった。つまり、ブースターは壊れていない。

となると、疑いの目はマスプロ電工の「SKYWALLIE mini」へ。

 

分解してみる

すこし興味があったので、「SKYWALLIE mini」のねじを6本外して中を見てみました。中身は小さなヘンテナのような構造で、これが経年劣化で壊れるものではないことが判明した。

しかし、このまま蓋をしてアンテナを塞いでしまうのだから、この蓋がとても重要なことに気がついた。

 

徐々に映りが悪くなるときは

昔の記事を見ると「全チャンネル60超え」だったのに、最近は50に下がっていた。そして、先日の嵐のあと、レベル30まで落ちてしまったということはもうアンテナの蓋しか改善するところがありません。

「よし、無水エタノールで磨いてみよう」とアンテナの正面部分を拭き始めてみると、ぱっと見はわからなかったが、水垢のようなものがこびりついていて綺麗に落ちる落ちる。 

磨き途中でアンテナを再設置してみると、なんとレベル50に復活したのでした!! ( p゚∀゚)qやったー


アンテナの取説

改めてアンテナの「取扱説明書」を見ると、使用上の注意として以下の記述がありました。

  • アンテナの汚れは、水またはうすめた中性洗剤を含ませたやわらかい布で拭いてください。シンナー、ベンジン、アルコールなどは、アンテナの表面をいためますから、使用しないください

はっきりと書かれてはいないが、アンテナの受信面は汚れてはいけないのだ。ヘンテナを使って、我が家で一番感度が良いところを導き出したところまでは良かったが、実は雨水や排気ガスなどの影響を受けやすい場所でもあったようだ。

 

最新ブースターに更新

しかしながら、翌日また40に戻ってしまいました。これはもう諦めて10年前に購入した33dBブースターから43dBのものに強化することにしました。選んだのはDXアンテナの「UHFブースター 33dB/43dB共用形 WEU43A」です。

共用形にした理由は、電波過剰だと逆に減衰する場合もあるらしいので保険で33dB付きのものにしました。増幅部はアンテナの近くに設置し、電源部は天井裏に設置できる理に適った構成になっています。

結果は大成功で、43dBモード(つまみ10段階中7程度)でアンテナレベル60に。またTOKYO MXが見られるようになりました。

 

ブースターの取説

ちなみに付属していた「取扱説明書」を読むと、結構怖いことが書いてあった。気をつけよう。

  • ブースターは信号を増幅する機能上、正しく取り付けないと、自分の家やご近所のテレビの映りが悪くなることがあります。
    • 入力端子・出力端子の配線は、取扱説明書に従い確実に行なう
    • 入力側と出力側のケーブルは、束ねたりブースターに巻きつけない
    • 配線には必ず同軸ケーブルを使う
    • アンテナマストに取り付ける場合、アンテナとブースターの距離を1m以上離す
    ブースターを正しく使用しないと、ブースター内で増幅された出力信号が正常にテレビへ送られず、また出力の一部が入力側に逆戻りして、発振(妨害電波を発生する現象)を起こすことがあります。一台のブースターが発振を起こすと、ご近所の数十台、数百台のテレビの映りが悪くなることがあります