45mmでも開放F1.2から”普通に”使えるレンズをオリンパスは作ってしまった。PROレンズ無料レンタルの返却手続きを終えたとき、無性に寂しくなりました。持参したF1.8のレンズで撮影したルートをもう一周しようと考えていたが、虚しくなるので止めた(笑) 二時間だけの45mm F1.2 PROレビューです。
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E-M1 Mark II + M.ZUIKO 45mm F1.2 PRO |
主な仕様
- レンズ構成:10群14枚
- 防滴処理:防塵防滴機構
- 最短撮影距離:0.5m(MFクラッチ時。OFFでは0.3~4m位の印象)
- フィルター径:62mm
- 最大径x全長:Ø70×84.9mm
- 質量:410g
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MADE IN JAPAN |
基本情報
競合レンズ
- LUMIX LEICA DG 42.5mm F1.2
- NOKTON 42.5mm F0.95 (MF)
無料レンタルサービス
富士フイルムなどが行っている、レンズの無料レンタルサービス。オリンパスも期間限定ですが実施中です。最近のオリンパスは、モニター募集や今回の無料レンタルサービスなど、地道な草の根活動が増えていますね。事前予約ができなかったのでダメ元で行ったんですが、あっさり新発売の45mm F1.2をレンタルできました。屋外での試写は、短時間でも圧倒的に得られる情報量は多く、また自分のカメラの設定で試すことができるのが嬉しい。
外観
フォーカスクラッチをONにすると、ピントリングに適度なトルクがかかるようになり、マニュアルフォーカスがしやすい。フードのロック解除ボタンは1つだけだが、ボタンが飛び出していないので、カバンの中などで何か当たっても外れにくい構造。逆さ付けすることもできました。
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ロック機構が良くできてる |
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フードは逆さにして収納可 |
試写
最初に試したのは逆光耐性。色収差が太陽の周りだけ若干出たが余り目立たない。ゴーストが結構大き目に出るが角度を少しだけ変えることで回避できそう。と、意地悪なテストをしたのは最初だけ。以降、どんどん45mm F1.2の魅力に気づき、のめり込むことになる。
大口径で解像力と「にじむボケ」を持つレンズ
色のりが凄くいいですね。そして、NOKTONより寄れないから楽しくない!って想像していたが、描写がすごく良くて撮影者を黙らせるパターンです、これは。ほとんどF1.2で撮ってますが、大口径レンズで開放から”普通に”使えてしまうのは、LUMIX LEICAのズミルックスを使ってる感じに似ている。開放から最小絞りまで一切描写は暴れません。どうぞ撮影に集中してくださいませ。
”のめり込む”のには他にも理由があって。この45mmという画角は、正直私は苦手意識を持っています。普段は良い風景を見つけたらパシャッと撮ればいいのですが、この画角だと先読みしたり構図を決めてから撮ることが多くなりますよね?それが、、、写真上達の近道だったりして。
プラザの人によると、25mm F1.2と45mm F1.2が兄弟で、1月下旬に発売を控えている17mm F1.2には、他社に先駆けて導入した特殊レンズが1枚組み込まれているとの事。これまでのシャープネス重視の設計とは異なるF1.2シリーズ。「ボケ味にこだわりました」と”にじむボケ”の技術を教えてもらったけれど。
ノクチクロン以来の衝撃でございます。 帰りの電車は45mm F1.2 PROロスで、ポッカリと心に穴があいてしまったとさ。
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M.ZUIKO 45mm F1.2 PRO のレンズ構成図とMTFチャート |
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実際にM.ZUIKO 17mm F1.2 PROを使ってみた感想
レンズ購入後に、このタイトルの記事を書くのは初めてかもしれません。