2017年10月21日土曜日 更新:

E-M1で撮る、正しいアートフィルターの使い方

3年前にE-M1で撮影したアートフィルター「ヴィンテージ」の写真です。 当時は、自分で撮った写真のような気がしなくてお蔵入りしたのですが、今見ると「結構、面白いんじゃないか?」と思って公開することにしました。




正しいアートフィルターの使い方


モードダイヤルにARTがありますが、これは「罠」です。露出がカメラ任せになってしまうので、、、

  1. P/A/S/Mの何れかに合わせます
  2. MENUボタンから撮影メニュー1の「ピクチャーモード」を選択
  3. 好みのアートフィルターを選択して、更に十字キーの右を押して効果を選ぶ
  4. ISO感度とWBを最終調整して撮影

この手順はかなり不便ですが、モノトーンのフィルター効果・調色・階調のようにマニアックな設定もあったりするので侮れません。E-M1 Mark IIで大分改善されたが、スーパーコンパネからダイレクトに細かく設定できるようになると良いですね。


デジタルとフィルムの関係


2ヶ月間ほど、デジタルとフィルムの世界を行ったり来たりしたのが良かったのでしょうか。 人々に生気がない写真が面白く見えます。これが度を越すと、もっと不気味な世界に一変する訳ですからなかなか写真は奥が深い。(いや、クラゲの写真はアウトか?)



オリンパスの「ヴィンテージ」の説明書を読むと、「フィルムプリントで起こる経年変化による変色や褐色を再現することで、何気ない日常の瞬間をノスタルジックに表現します」とあります。劣化エフェクトも付加できるが、フィルムの色かぶりだとか粒状感を上手に表現していて、結構優秀なフィルターと思います。


昔は無知でしたので、古いレンズを使えば味が出ると思いオークションでZUIKOレンズを購入。ところが、バリバリ高解像度に撮れてしまう。色収差とかレンズによっては出やすいものがありますが、MF専用で造られているので撮影中の満足度が高い。オリンパスは、PEN-Fに似合うPREMIUM/PROシリーズの拡充を真面目に考えて欲しいです。

 



3年を経て、、、


初代E-M1で、久しぶりに近所のコスモスを「ヴィンテージIII」でRAW現像してみました。LUMIXライカの周辺光量落ちがいい感じ。デジタルとフィルムが融合した写真を見るのも楽しいものです。




そうそう、「ヴィンテージIII」がベルビア50、「ヴィンテージI」がプロビア400Xをクロス現像した時の発色に似てますね。






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