2016年11月5日土曜日

写真家紹介:ピーター・バウムガルテンさん

OM-D E-M1 Mark IIが11月2日に正式発表されて、多くのレビューや実写サンプルがインターネット上に公開されました。プロ・アマ問わず自分と同じような撮影分野を好み、継続してマイクロフォーサーズを使用している人の意見が気になるのですが、今回特に注目したのがアメリカのオリンパスサイトOM-Dプロギャラリーに登場している風景写真家の Peter Baumgarten 氏です。


彼の写真の第一印象は「ゲットオリンパスの人か。トリムされて画像が荒れてるしよく分からん」という感じでした。^^; で、OM-Dプロギャラリーではすぐ他の写真家さんに移動して300mm F4 PROの凄さや所有する12-40mm PRO、40-150mm F2.8 PROがE-M1 Mark IIでも自分好みの描写だなと再認識したりしました。(あと清水哲朗氏が撮影した25mm F1.2 PROの描写も結構好き。)

そんな彼の印象を一変させたのが、YouTubeのE-M1 Mark II解説動画でした。各ファンクションの概要を一つひとつ丁寧に分かりやすく解説する姿を見て、とても驚きました。それもそのはず、彼は写真講師として、初級から上級までの写真家を対象に講義やワークショップを開催していてる人物なのである。

Creative island photography blog: http://www.creativeislandphoto.com/blog

彼の魅力がいっぱい詰まったブログを観たあとでは、OM-Dプロギャラリーのコメントの重みが変わってきます。以下、引用です。


OM-D E-M1を手にしたときから、周囲の世界を撮る撮り方が変わりました。 その素晴らしさは大きく進化した後継機種、OM-D E-M1 Mark IIに引き継がれています。この機種からは私が経験したことのないインスピレーション、モチベーションを得ることが出来ます。被写体と撮影場所を選ぶ段階で、私は馴染みの場所、北オンタリオの自然にこだわりました。ここ2、3年私はOM-D E-M1で幅広く撮影をしてきたので、OM-D E-M1 Mark IIとの比較においてもしっかりとした基準があります。私の撮影分野は、主に風景、野生動物、低輝度環境での撮影となります。

OM-D E-M1 Mark IIではスピードが大きく改善されました。ある夜明け、カナダヅルを撮影していると雁の群れが頭上に現れました。そしてE-M1 Mark IIが薄暗い中で焦点を外すことなく、迅速に被写体を捉えることができ、私は非常に感動しました。連写速度はメカシャッターでも電子シャッターでも大幅に上がり、メカシャッターの音も随分小さくなっています。更に素晴らしいのは、プロキャプチャーモードにより、目に見えない一瞬でさえ切り取ることができるようになりました。鳥の動きを撮影するのに何度かプロキャプチャーモードを使用し、私の老化した反応速度では不可能であった撮影が可能となりました。

これまでの天体写真では、ISOを上げて撮影することはノイズを考えて躊躇していました。しかしその憂いは完全に払拭されました。ノイズの無さは驚きです。

「あなたの写真は実際の世界よりもっと素晴らしく表現している」と私のファンである若者が言ってくれました。カメラを手にするとき、他の人が見落とすものを写し撮り、周囲に溢れる「美」を引き出す、それが私の使命です。OM-D E-M1 Mark IIによってその使命がより簡単になりました。


たぶん、自分と同じような印象を持ってる人が多いのではないかと思って記事を書きました。彼の素晴らしさはOM-Dプロギャラリーではなくブログにあり!E-M1 Mark IIのレビュー記事は、E-M1 Mark IIの簡単な概要説明から始まり、自分も気になっていた5点グループターゲットの好成績のテスト結果。そして4Kビデオ、プロキャプチャー、高感度テストと続き、最後に彼のE-M1 Mark IIの作品をを見ることができます。(使用レンズは、12-40mm F2.8 PRO, 40-150mm F2.8 PRO, 300mm F4 PRO, 8mm F1.8 Fisheye PRO, 60mm F2.8 Macro, 12mm F2.0です。)