「最先端の技術をクリエイティブユーザーの方々に」フラッグシップ機であるE-M1に肉薄する基本性能とハイレゾショットやサイレントシャッター、そして進化した5軸手ぶれ補正などの新機能を持つオリンパスのミラーレス一眼、OM-D E-M5 Mark IIを実際にCP+2015で見てきました。
主な仕様
後継機:E-M5 Mark III
上位機:E-M1 Mark II
上位機:E-M1 Mark II
- 有効画素数:1605万画素
- 画像処理:TruePic VII
- 防滴処理:防塵防滴構造
- 手ぶれ補正:5段
- ファインダー:液晶 約236万ドット
- 液 晶:3.0型 2軸可動式 約104万ドット
- シャッター:メカ 1/8000〜60秒、電子 1/16000〜60秒
- 連 写:メカ 連写H 10コマ/秒、連写L 5コマ/秒
- 記録媒体:SDカード UHS-II シングルスロット
- 電 源:BLN-1、1220mAh
- 外形寸法:123.7 × 85 × 44.5 mm
- 質 量:469g(SD、バッテリー含む)
基本情報
- 製品名:ミラーレス一眼カメラ「OM-D E-M5 Mark II」
- 希望小売価格:オープン価格、初値119,880円
- 発売日:2015年2月20日(金)
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
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外観
最初に注目したのがE-M5 Mark IIに同梱されるフラッシュ「FL-LM3」。バウンス撮影が 可能で、GN9.1(ISO100)は、E-M5同梱のフラッシュの約1.3倍に強化されてます。E-M5 Mark IIからホットシューの電気接点の仕様が変わったため、このフラッシュをE-M1で使用することは出来ません。それから、モードダイヤルの位置はE-M5 と同じですが、指標位置がペンタ部側から外側に変わっているので注意です。
タッチ&トライは待ち時間が20分で制限時間は一人5分。じっくり触ることはできませんでしたが、スーパーコンパネがデフォルトになっていて、 何の違和感もなく撮影に入れるところは好印象。設定画面が前回操作した場所を記憶するようになっていて、低消費電力モードのON/OFFや動画の30p/60p切り替え、ハイレゾショットのモード設定など説明員の方とスムーズにやりとりできました。こういう地味な改良が撮影時の快適さにつながるんだと思います。
OM-D E-M5 Mark II ブラックモデル |
タッチ&トライは待ち時間が20分で制限時間は一人5分。じっくり触ることはできませんでしたが、スーパーコンパネがデフォルトになっていて、 何の違和感もなく撮影に入れるところは好印象。設定画面が前回操作した場所を記憶するようになっていて、低消費電力モードのON/OFFや動画の30p/60p切り替え、ハイレゾショットのモード設定など説明員の方とスムーズにやりとりできました。こういう地味な改良が撮影時の快適さにつながるんだと思います。
すこし固めのバリアングル液晶 |
新5軸VCM手ぶれ補正
場所を変えて新5軸VCM手ぶれ補正の説明コーナーへ。前回の記事で紹介しましたが、オリンパスは動画まで作って大々的にアピールしてますよね。磁石で画像センサーが浮遊するVCM機構は、初代E-M5の時から同じなんだそうです。思わず「(・・;)ええ!」とオリンパスブースで叫んでしまいました。「今回から改めてアピールすることにしました」と笑顔で説明してましたが、噂でオリンパスの5軸手ぶれ補正はスプリング式と揶揄された記事の事を思い出しました。おそらく、その対策で動画を作ったのでしょう。
それでは一体、5軸手ぶれ補正の何が進化したのか。それは望遠やマクロ撮影時の上下・左右方向の「並進ぶれ」が従来よりピタリと止まるようになっているそうです。これがスチルと動画で有効になったとの事。また、サイレントシャッターモードが追加されて、演奏会など音を立ててはいけない環境での撮影が可能になりました。 5軸手ぶれ補正の新機能は、画像センサーと連動して実現している機能で、ファームウェアの更新でE-M1に搭載することは出来ないそうです。
OM-D E-M5 Mark IIとM.ZUIKO 14-150mm F4.0-5.6 II 断面図 |
それでは一体、5軸手ぶれ補正の何が進化したのか。それは望遠やマクロ撮影時の上下・左右方向の「並進ぶれ」が従来よりピタリと止まるようになっているそうです。これがスチルと動画で有効になったとの事。また、サイレントシャッターモードが追加されて、演奏会など音を立ててはいけない環境での撮影が可能になりました。 5軸手ぶれ補正の新機能は、画像センサーと連動して実現している機能で、ファームウェアの更新でE-M1に搭載することは出来ないそうです。
フローティングシャッター機構
メカニカルシャッターの保持機構を改良して、バネによってボディ本体から浮いた状態にする「フローティングシャッター機構」を採用。シャッターのショックがボディに伝わりにくい構造になっています。低速シャッターのぶれ対策として低振動モード0秒がありますが、こちらも望遠やマクロ撮影時の高画質を支える技術となりそうです。フローティングシャッター機構 |
特別色のチタンカラー
最後に特別色のチタンカラーです。こちらの発売時期は未定で、ブラック、シルバーモデルと比べてより精悍な印象です。でも、ブラックとシルバーモデルも十分カッコイイですよね。後日、特別色の「チタンカラー」発売決定 |
電源スイッチ問題
発売から4年後の2019年以降、電源スイッチをオフにしても電源が切れなくなる問題が発生している模様。YouTubeには分解修理した方がいらっしゃいます。ベトナム工場へ移設後の第一号機。電源スイッチ部品のオイルが切れ始めているのかもしれませんね。「Wii U振動パック」のように接点洗浄剤の注入が必要かと思いますが、海外ユーザーの方が場所を特定しています。
E-M5 Mark II Power switch / button issue - solved