噂
- 「新データ:オリンパスシステムOM-1 Mark IIのダイナミックレンジとその他のセンサー測定」(24/3/28、Photons to Photos)
主な仕様
- 有効画素数:約2,037万画素 4/3型 裏面照射積層型 LiveCMOSセンサー
- 画像処理:TruePic X
- 防滴処理:防塵防滴機構 IP53
- 手ぶれ補正:シンクロ8.5段
- ファインダー:有機EL 約576万ドット 、視野率100% 倍率1.48-1.65倍
- 液 晶:3.0型約162万ドット(3:2)バリアングルモニター
- シャッター:メカ 1/8000〜60秒、電子 1/32000〜60秒
- 連 写:メカ 追従10コマ/秒、電子 追従20コマ/秒、SH2 追従50コマ/秒、バッファメモリ2倍
- 動 画:C4K/60p, 4K/60p
- 記録媒体:SDカード UHS-II スロット x2
- 電 源:7.2V 2,280mAh
- 外形寸法:134.8 x 91.6 x 72.7mm
- 質 量:599g(バッテリー、SDカード含む)
基本情報
- 製品名:OM SYSTEM OM-1 Mark II
- 希望小売価格:オープン価格、初値275,220円(税込)
- 発売日:2024年2月23日(金)
- (別売):パワーバッテリーホルダー HLD-10
- (別売):リチウムイオン充電器 BCX-1
- 最安 ¥233,909 2024年10月29日|Amazon
- 最高 ¥278,001 2024年2月5日|Amazon
外観
Photons to Photos
- E-M1 Mark III:ISO2000、ISO5000
- OM-1 Mark II:ISO800、ISO16000
更新履歴
- 23/5/26、米国OMDSより別の製品開発により2本の超望遠PROズームレンズの優先度が下がっている発言
- 23/11/17、日本OMDSよりカメラボディの金額に関するアンケート
- 23/11/22、米国OMDSよりグローバルシャッター機の話は聞いていないと発言
- 23/11/22、米国OMDSより詳細は伏せられたが将来の新型カメラに搭載される機能はファームウエアで提供する予定だと発言
- 23/11/27、43Rumorsが新型機の噂をキャッチ
- 23/11/30、24MPの新型機がアイスランドでテスト中との口コミが投稿される →OM-1 Mark IIは、この時期に写真家に貸し出されていました(Source: CP+開発者クロストーク)
- 23/12/3、43Rumorsが「I am finally starting to get some “exciting” hints about OM Digital plans for 2024…」というタイトルの記事を投稿したことで、コメント欄がたいへん盛り上がっております。そこで、43Rumorsのコメント欄および噂サイト、欧米のOLYMPUSフォーラムなどの投稿で、皆さんがエキサイティングだと予想しているカメラをざっと集計してみました。(1. 高画素機:40票、2. PEN新型機:25票、3. マイナーチェンジ(OM-1のファームウェア更新、OM SYSTEMロゴに変える、OM-5のUSB-C対応など):13票、4. エントリー機:7票、5. グローバルシャッター機:5票、6. 高級コンデジ機:2票、7. フルフレーム機:1票)
- 海外は高画素センサーを搭載したOM-1X、日本はPEN-FIIを望む人が多数でした。ちなみに噂されていた2本の超望遠PROズームレンズは、今年の5月に別の製品開発によって延期された事が分かっています。(過去記事)
高画素機:現在、富士フイルム X-T5(40MP)が人気機種であることや、パナソニック G9PROII(25MP)の登場によって、小型センサーの高画素機の需要は高まっているようです。縦グリップ一体型に否定的な人達が提案する、OM-1のメニューやバッテリーを共用できる小型のOM-1ジュニアを望んでいる人もこちらにカウントしました。OM-1のセンサーを41MP機にカスタマイズできることは、ソニーセミコンダクタの技術資料で説明されています。「OM-1ジュニア」を出す場合は、ビデオ向きなOcta PD方式の超高感度・低画素機を発売してパナソニックと競合するよりも、Dual PD方式の高画素機をリリースする方が無難であると述べています。野鳥撮影用として高画素機を採用した場合は、X-T5の1.4倍/2倍のデジタルテレコンが使用できることになる。これをマイクロフォーサーズで実現すると、とんでもなく魅力的なカメラに化けることになります。2024年は、OMDSの高画素機元年となるか。
富士フイルムX100VIの噂
X100Vの後継機はそろそろでしょうか?
- PEN-F II or マイナーチェンジor エントリー機:日本国内のPEN人気は絶大で、OM-5の性能でPEN-FIIを出して欲しいという声が多数です。しかし、新型機はアイスランドでテスト中とのこと。したがって、今回の噂はPEN-F新型機の可能性は低いが、OM-D E-M10 IVやPEN E-P7のマイナーチェンジならすぐに実現できそうだ。ほぼ据え置きの性能で、OM SYSTEMロゴやUSB-C対応などを、粛々と進める必要があります。一方で、そのような在り来りな対応でいいのかという意見があるのも事実です。AIの分析によると、OMDSの若手社員が中心となってプロジェクトを進めるならフィルムカメラ「オリンパスペン」に似た風貌のカメラ登場しても不思議ではないとのこと。確かにコンパクトで、富士フイルムのチェキに対抗できそうなデザインです。2024年に発売すると噂されている富士フイルムのX100Vの後継機は、X-T5の高画素センサーを搭載すると噂されています。はたしてOMDSは、日本ユーザーの期待に応えるでしょうか。
- 4/3 グローバルシャッター機:4/3民は、高額になる恐れのあるグローバルシャッター方式撮像センサーの採用に否定的です。しかし、ソニーα9 III発表で真っ先に思ったのが、このセンサーを搭載した民生カメラを普及させるために、既にソニーと4/3版のグローバルシャッター機を作る話になっているのではないか。それなら今年のOM-1 Ver.2.0や2本の超望遠PROレンズのスケジュールが大幅に変更されたとしても不思議ではありません。無事に立ち上げることができれば、産業向けに流用できる技術ですし。
ところが、2023年11月22日に開催された独OMDSのオンラインライブでは「グローバルシャッター機の話は聞いていない」と発言しています。
- 4/3 モノクローム機:2022年時点で、OMDSの日本国内の従業員数は264名です。これはペンタックスリコーと同じ規模とのことです。OMDSは2023年6月に「赤外線カメラ」を法人向けに発売していますし、PentaxのB2B戦略を参考にしている印象があります。となると、次はOMDS版のOM-1またはOM-5のモノクロームエディションが登場したりして? 昔からデザインには定評のあるOMDSですから、Apple、任天堂、ユニクロのように日本チームはデザインに集中して、製造は外部へ委託するファブレス経営に変わりつつあるのでしょうか。 →OMDSは逆でした。「今後は、他社製品の製造を請け負う「EMS事業(電子機器受託製造)」に注力していく。
OM-1 Monotone edition image
- 23/12/11、43Rumorsが信頼できる情報筋から入手したOMDSの新型機は、超ハイエンド機である事を明かしました。
現在、新型機をアイスランドでテスト中という口コミが本当だとすると、口コミが投稿されたときのアイスランドの日照時間は約5時間程度であり、12月は約4時間と「さらに短く」なっています。また、アイスランドの冬は暖流のおかげもあり、最低気温は1〜2℃とそれほど厳しくありません。したがって、オーロラの撮影や星空に関係する機能のテストを行なっている可能性があります。(2023年11月の気温@気象庁
- 2023年4月に行われたImaging Resourceのインタビュー記事を改めて確認すると、OMDSより以下の内容が説明されています。
- OM-1の販売は計画通り順調に推移しており、業績好調の主な要因となっている
- 米国、中国はどちらも非常に大きな市場で、このエリアのシェアを高めていきたい
- OM-1はE-M1 Mark IIIの後継機
- 撮像センサーの画素数を上げることを止めません
- PENシリーズのデザインの需要はあると考えているが、市場全体の傾向では「エントリーモデル」の需要が大きく下がっている
- いまはスマートフォンがエントリーモデルの役割を担っている
- 日本人は非常にコンパクトなボディとカメラシステムを好む
- 米国人は優れた大きなカメラを好む傾向がある
- ヨーロッパはOMDSの最大の市場
- ヨーロッパはコンパクトなボディと優れた大きなカメラを好む人が両方いる
- コンピュテーショナルフォトグラフィーはOMDSが注力すべき重要なテーマ
- 以上のことから、2024年に発売されるのはE-M1Xの後継機である可能性が非常に高い。高性能かつ高画素機で、バッテリーグリップを別途用意するのではないか。
- 最近、Xアカウントのペンちゃんが卒業を発表しました。アカウントの「リニューアル」を予定しています。これはエントリー機を卒業して、VIP戦略へとシフトしていく宣言なのでしょうか。
- 24/1/22、43Rumorsが信頼できる情報源から入手したOMDSの新型機は、OM-1 Mark IIである事を明かしました。
- 「信頼できる情報源は、1 月 30 日のロンドン時間午前 6 時に OM Digital がこれら 3 つの新製品を発表することを確認しました。 OM-1 II、9-18mm II、150-600mm f/5.0-6.3」 (24/1/22、43Rumors)
- 2023年12月に突如でた噂は、OM-1のリブランディングのためのアップデート機でした。ハードウェアの更新は最小のもの。とはいえバッファメモリ2倍や新機能の数々はとても魅力的で、有償でもいいのでOM-1に同じファームウェアを提供して欲しいという声が多数です。また、信頼できる情報筋はOMDSと会議をした人物であり、消えかけた超ハイエンド機「OM-1X」の噂が復活しました。
- OM-1 Mark IIの特徴
- OM-1と同じセンサー
- OM-1と同じ画像処理エンジン
- 内部バッファメモリはOM-1の2倍
- 8.5段分の効果の手ぶれ補正(OM-1よりも
0.51.5段分改善) →なんとボディ内手ぶれ補正の話でした。 - ハプティクス(※振動等による触覚フィードバック)とエルゴノミクスの改善 →前後ダイヤルを滑りにくい材質(エラストマー加工)に改善
- ハイレゾショットの14ビットRAW対応
- 人物のAl被写体認識
- より優れたフォーカシングシステム →手前に枝かぶりしてもより粘る
- ライブNDに新しいNDオプション →グラデーションNDフィルター効果、ライブNDは128が追加
- その他
- AWBがさらに改善、ミックス光など色再現の難しい条件下でも好ましい発色を実現!
- ゴミ箱ボタンが「MENUの呼出/戻るを併用できる」ボタンにアップデート!
- MENUタブがタッチ操作可能に!
- 画面に複数の被写体認識がいるとき最大8体を簡単に選べる!(カメラのキタムラ動画)
- SH2に秒間12.5コマと16.7コマが追加!
- スーパーコンパネから検出被写体を選択できる!
- UVC対応!(OM Webcam Betaはインストール不要)
- 既存ユーザーの皆さんの大切な提案を現行機にフィードバックせず、先に新型機に搭載してしまうという・・OM-1は、オリンパスから切り離されて間もない時期ということで皆さん特に応援する気持ちが大きかった機種だけに、私としても申し訳ない気持ちで一杯です。過去はもう変えられませんが、OMDSは国内外の顧客満足度を著しく下げてしまったと思います。OM-1に罪はない。楽しく撮影しましょう! →OMDSは、OM-1のファームウェアの更新計画を発表しました(詳細)
- 2024/1/24、OM SYSTEMよりレンズロードマップの更新を伝えるニュースが届きました。
- 「新しい 150-600mm F5.0-6.3 レンズの詳細を含むレンズ ロードマップの更新は近々公開される予定です」 (24/1/24、OM SYSTEM)
- 2024/1/26、AmazonカナダがM.150-600mm F5-6.3の予約受付をフライング公開しました。
- M.150-600mm F5-6.3
- 2024年2月26日発売
- MC-20対応
- Sync IS対応
- IPX1防塵防滴
- 最短焦点距離:56cm
- 全 長:264.4 mm
- 最大径:109.9 mm
- 質 量:2,065 g
- 価 格:3,06カナダドル
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レンズ構成 - 15群25枚(スーパーEDレンズ4枚、EDレンズ2枚、HRレンズ6枚、HDレンズ1枚) |
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[参考]SIGMA L、Eマウント版(2021年8月発売、仕様@SIGMA) レンズ構成 - 15群25枚(黄:FLDガラス4枚、青:SLDガラス2枚) |
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Ben Knoot@Personal Instagram |
- 25/1/30、OMの2024年度の新型機、OM-1 Mark IIのセール情報を追記しました。
関連記事
2023 OMのエキサイティングな製品発表の噂
2023年2月8日(水)、OMDSがエキサイティングな発表をしてから半年が経過しようとしています。国内外の様々なサイトからリストアップした信憑性の高い噂のその後を調べてみました。