2018年5月27日日曜日 更新:

閉ざされた世界、SFOのマド

レンタカーを返却後、エアトレインでサンフランシスコ国際空港(SFO)に到着。羽田での反省点を反映させたつもりでしたが完璧ではなかった。今後のために機内手荷物にすべき項目をリストアップしておきます。



チェックイン後は、無料Wi-FiにUSB端子付き電源コンセントありと、カメラとパソコンがあればここに住めるなと思った程です。レンタカーや機内の背もたれにもUSB端子があり(給電は遅い)、意外と持参したモバイルバッテリーの出番がなかった。

機内持ち込みリスト


  • ビジネスリュック
    • フィルム(X線検査は通さないでとお願いする)
    • デジタルカメラ
    • ノートパソコン
    • ランニングポーチ(航空券、パスポート、国際運転免許証(行きのみ))
    • モバイルバッテリー(緊急用)
    • USBコンセント(緊急用)
    • 二つ折り財布 | Amazon



本や音楽データは事前にダウンロードしておかないと、ただの置物となってしまう。空港内のお土産は通常の2倍くらいの値付けがされており、お酒や地ビールなどは日本で買えるものも多い。グレートモールやウェストフィールド・バレー・フェア/サンタナ・ロウなどの大型ショッピングモールで、事前に購入しておくのが賢いやり方みたいです。

個人的には「やよい軒」やトレーダー・ジョーズがあるヒルズデール・ショッピングセンター、日本人が握るお寿司が食べれる「Sanraku Sushi」やお土産で定番のターゲットがあるウェストフィールド・オークリッジの方が好みです。




空港内の便利な休憩施設


機内での服装は、登山用ウェアが軽量で高性能なので結構有効。普段から速乾Tシャツ派だが、空港に行くときは最初からトレッキングパンツにした方が快適そうです。現地では、YONEXのパワークッションで疲れ知らずでした。自転車がきっかけで注目するようになったのですが、かなり快適です。近場の登山ショップは基本的に海外メーカー押しですが、今後は国内メーカーの製品も忘れずにチェックしようと思います。

  • エアポートトラベルエージェンシー(荷物の一時預かり、Gゲート入口付近)
  • フレッシュンアップ(Gゲート入口付近)
  • バーマンリフレクションルーム(国際線ターミナル3F)


SFOの入国審査の時、前の人が偶然オリンパスの人でした。医療系なのか映像系なのか分かりませんが、オリンパスアメリカの人達と日々連携しているのでしょう。個人的な感想としては、ベイエリアの一般向け店舗のカメラの品揃えは物足りない印象。というより、日本が天国すぎるのかもしれませんけど。

Deals on Cameras, Camcorders & More - Best Buy

トヨタ、ホンダ、スバルなど自動車メーカーの車やNintendoの商品は、どこに行っても目にするので噂通りだなと思ったのですが、カメラはどこの売り場に行ってもキヤノンが強いんです。これは、本屋ですらキヤノン一色なのを目にしたとき確信に変わりました。キヤノンのデジタル一眼レフだけ優遇されているようなんだけど(・・? ナゼ





数々の賞と社会貢献



少し検索しただけでたくさん出てきますが、キヤノンがアメリカで強い理由の一つに行方不明児童の捜索支援などを行うThe National Center For Missing and Exploited Children(NCMEC)を通じた社会貢献活動があります。キヤノンUSAのサイトは、自社製品よりも優先してこの活動をトップに掲載しています。

キヤノンは、成長する子供たちの最新の写真を撮影して記録することの重要性を訴求しています。それは、日本とは異なりセキュリティの側面が強い。FBIによるとNational Crime Information Center(NCIC)への登録は2017年度で約46万件。離婚した家族や第三者による誘拐事件がアメリカ全土で頻繁に起きているのだという。





だから、一般的な家庭のデジタル一眼レフカメラは、観光地以外は普段は外でスナップを楽しむというよりは、記録用として家の中にあるのかもしれない。米国AmazonのBest Sellersのカメラ部門の総合売上で、キヤノンの「EOS Rebel T6(Kiss X80、2016年発売)」がランキング上位にいるのは、当然のことのように見えます。一方、ミラーレス系の会社では、オリンパスのTG-5、LUMIX FZ80やソニーα6000が人気のようですね。健康ブームで、トレッキングやロードバイクを楽しむ人達をたくさん見ました。彼等のカバンの中には、GoProやコンパクトなデジタルカメラが一緒に入っていそうです。




後日談。


2018年7月10日、キヤノンUSAから2本の動画が公開されました。アメリカのライブワークショップの紹介とホームパーティでのフラッシュ「470EX-AI」の紹介ビデオです。写真を撮ってみたくなる内容でいいですよね。