足柄古道から金時山を登るルートでトレッキングしてきました。JR御殿場線の足柄駅(静岡)を降りて、足柄峠経由で金時山の頂上を目指します。足柄峠コースは全長約3時間で中級者向けと言われていますが、足柄駅~足柄峠までは、ファミリーがハイキングを楽しめるコースとして整備されています。
装備
足柄古道から赤坂古道までいくつか分岐がありますが、地蔵堂川沿いを歩いていけば大丈夫です。今日の荷物は水と食料、レインウェアと帰りの温泉セット(+カメラ)だけなので、12Lのザックにしました。帰りのお土産を考えるともう少し大きいザックでも良かったかも。嶽之下宮
足柄駅から10分ほどで「嶽之下宮(たけのしたぐう)」に到着。今日のレンズは、出発まで8mm F1.8 Fisheye PROと17mm F1.2 PROで悩んだのですが、せっかく山用に買ったのだからと17mm F1.2 PROに決定。開放と絞った写真を交互に撮り続けましたが、私は開放で撮影した写真の方が肉眼に近いので好きみたい。17mm F1.2の光芒はすこし派手なので、逆光時は絞って光芒を抑えました。
縁結びの小さな神社のようですが、最初に沢の風景に感激してしまい上の空だったので、ざっと眺めて古道に戻ります。
縁結びの小さな神社のようですが、最初に沢の風景に感激してしまい上の空だったので、ざっと眺めて古道に戻ります。
杉並木ゾーン
銚子ヶ渕から薄暗い渓流沿いの道を抜けると、杉並木ゾーンへ。ここは神秘的で木漏れ日が綺麗です。千年の歴史を持つ官道であり、昔の人は旅人や道を守るために松や杉の木を植えました。道標の役割もあったとのことですから、確かに真冬だったら右に進んでもおかしくない。
赤坂古道
約45分ほどで赤坂古道に到着。地蔵堂川周辺は、ゆっくり散策をしにまた来ようかな。そんな風に思える癒しの場所でした。御殿場線の足柄駅は無人駅なのですが、2019年春にはIC化されるそうです。駅周辺で登山客は殆ど見かけませんでしたが、利便性が良くなるともっと人気が出るコースなのかなと思います。
六地蔵 |
少しだけ登山らしくなる「赤坂古道」。野鳥のうぐいすと御殿場の演習場からの榴弾砲を聞きながら登っていくと、県道78号線に再度合流します。「六地蔵」や「足柄城の空堀跡」を横目で見ながら金時山の足柄峠口に向かいます。
足柄城の空堀跡 |
足柄峠駐車場
出発から1時間半で「足柄峠駐車場」に到着。駐車スペースは約5台(無料)。ヤマザクラを見ながら軽食を取りました。ここが足柄峠コース半分の地点。林道を少し歩くと富士山を一望できる場所があります。しかし、予報通り曇り空で、富士山は残念ながら見れませんでした。
林道をずんずんと歩いて峠分岐に到着。ゲート前駐車スペースは約30台で、こちらも無料。写真を撮りながら歩いてきましたが、山頂まで60分ということでまずまずのペース。雨が降りそうなので、とにかく先へ急ぎます。
山頂〜下山
12時25分、山頂に到着。出発が9:30だったので、コース通りのタイムで登山仲間と無事合流。曇り空で風もあり極寒だったが、昼食を取りながら近況を聞いたり記念撮影してあっという間に1時間が過ぎた。大勢の登山客で賑わっていたが、13:30頃は人影はまばらに。
下山道は仙石原方面へ。道がぬかるんでいて、慎重に足元を確認しながらゆっくりと下る。
さすが人気の登山道、道が整備されていて景観もよかったです。別荘地を通り抜けて138号線の仙石原バス停に到着。20分ほど待って箱根湯本行きのバスに乗ると、バスのフロントガラスに雨の水滴が。
最後は「箱根湯寮」でしっぽり!ここは、ロウリュウサービスが面白かったので、お寄りの際は是非お試しを😆
箱根湯寮 観光に最適の箱根湯本の日帰り温泉
M.ZUIKO 17mm F1.2とキャプチャーV3の使用感
E-M1 Mark IIとM.ZUIKO 17mm F1.2 PROの組み合わせですが、レンズサイズはこれまで使用していたM.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROとほぼ同じ大きさなので特に違和感なし。移動中は、ショルダーハーネスの左胸の位置にキャプチャーV3に装着しました。登りの鉄階段で一瞬よろけて鉄パイプにE-M1 Mark IIのホットシュー部分を軽くコツンとしてしまったが、それ以外は問題なし。
全体を通しては、F1.2シリーズの魅力が山写真でも十分に味わえるなあという印象。M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROの便利さには負けるので、頂上ではパノラマ撮影やハイレゾショット撮影しようと思っていたが、あいにくの曇り空で撮影しませんでした。お楽しみは、次回に持ち越しです。