10/10、XでMagnus Winbjork Photoの動画が話題になっていたので文字起こししてみました。
元動画
Sony's NEW 400mm f/4.5 & 600mm f/6.3 GM – Two Very Different Impressions | vs Sony's Top Telephotos
Sony's new 400mm f/4.5 GM and 600mm f/6.3 GM , two exciting new telephoto lenses, but how do they really compare, both to each other and to some of Sony's mo...
600mm F6.3 と 400mm F4.5
- 「あなたに合うのはどちらでしょうか? ソニーが2本の新しい超望遠単焦点レンズを発売しました。これほど小さく軽いレンズが作れるとは想像もしていませんでした。残念ながら、この2本を手元に置けるのは1日だけです。そこで今日は、2本を持ち出して撮影し、お互いを比較します。友人にも協力してもらい、300mm F2.8 との比較にも全力で取り組みます。
人気の望遠ズーム 200-600mm、少し新しい 400-800mm ズーム、そして王者である 600mm F4 GM とも比べます。さらに、より複雑に、そして面白くするために、2種類のテレコンバーターを使った組み合わせも試します」
天候
- 「今日は曇りで、レンズのテストには最適な天気です。リスや鳥のいる場所に行くので、退屈気味なフクロウの友達ばかり撮ることにはなりません。このテストの写真をまとめるのに、ほぼ徹夜しました。伝えたいことが山ほどあり、大きな驚きもありました」
近距離での比較
- 「まず、今回の主題は、新しい 400mm F4.5 と 600mm F6.3 の比較であり、特に600mm相当の焦点距離に到達する方法に注目します。最初は古い GM の 600mm F4、大きくて重くて非常に高価なレンズです。新しい 600mm F6.3 と比べると、はるかに小さく軽く、価格もずっと安いレンズです。近距離で被写体を撮ると、最大の違いは背景のボケ、つまり背景の柔らかさだとわかります。全体として、新しい 600mm F6.3 は高画質でよい仕事をしています。2枚をクロップして 600mm F4 と新しい F6.3 を比べると、もちろん差はあります。価格が4〜5倍で、はるかに大きく重いレンズですから、差があって当然です。その差が、お金と重さとサイズに見合うかどうかは別の話です。
人気の 200-600mm ズームでは、600mm側で画角が少し違います。目で見ると 550〜560mm くらいに感じられ、差は最短撮影距離付近で最も大きくなります。全体としては 200-600mm もよい仕事をしますし、400-800mm も非常に良好な画質です。しかし、クロップして比べるとより興味深くなります。4本を大きくクロップして比べると、やはり 600mm F4 が他のレンズに対して優位です。200-600mm は他のレンズに比べて少し平坦な印象もあります。
次に、600mm F6.3 を、600mm前後になる他の組み合わせと比べます。左が 600mm F6.3 で、それを 400mm F4.5 + 1.4倍テレコンと比べます。正確には 600mm ではなく 560mm になりますが、差はそれほど大きくありません。ただ、私が非常に驚いたのは、これだけクロップすると、少なくとも私の目には、400mm + 1.4倍テレコンが非常に優れた結果に見えることです。さらに 300mm + 2倍テレコンとも比べました。2倍テレコンのせいでかなり甘くなります。300mm + 1.4倍テレコンと少しのクロップも比べましたが、これも非常に良好な画質です。ここでの最大の驚きは、400mm F4.5 + 1.4倍テレコンのほうが、テレコンなしの 600mm より画質が良いことです。もう少しクロップすると、テレコンを付けた 400mm のほうがコントラスト、質感、クリア感が高いことがはっきりわかります。ただし、これはかなり極端なクロップです。普段こんなクロップはまずしません。あくまでテストのためです」
少し離れた距離での比較(10〜15m)
- 「次に、同じことを少し長い距離から行いました。ここでもやはり、600mm F4 GM と新しい 6.3 GM には差があり、その差は主に背景にあります。画質の違いを見つけるには、実際にクロップする必要があります。200-600mm は、ここでも良好ですが、600mmで少し焦点距離が足りないように見え、他のレンズより少し平坦です。400-800mm は美しい画質です。左から 600mm F4、600mm F6.3、200-600mm、400-800mm の順に並べて比べました。そして改めて、新しい 600mm F6.3 GM を、600mm前後になる他の組み合わせ、つまり 400mm + 1.4倍テレコン、300mm + 2倍テレコン、300mm + 1.4倍テレコン(少しクロップ)と比べます。ここでもやはり、400mm + 1.4倍テレコンのほうが 600mm より良い画質です。やはり驚きです。被写体から少し離れたので、差は至近距離のときより少し小さくなりました」
離れた距離での比較(40m)
- 「さらに下がって、約40メートル離れると、被写体から遠いので、600mm F4 と 600mm F6.3 の背景の差はさらに小さくなります。それでももちろん差は見えます。200-600mm と 400-800mm は、ここでも良い仕事をしています。
次に、非常に強いクロップで並べて比べます。離れた位置から撮っていますが、最初に近くで撮ったときと同じ構図になるようクロップしています。ここでは、600mm F4 が他のレンズに対して圧倒的に有利なことがはっきりわかります。扱える RAW ファイルの画質がずっと良いからです。これだけクロップすると、レンズ設計上の小さな問題や弱点が、すべてはるかに目立ちます。もう一度、600mm F6.3 を600mm前後の他の組み合わせと比べます。クロップが非常に強いので、かなり大きな差が出ます。左の 600mm F6.3 は十分よい仕事をしていますが、クロップが強いのでノイズがかなり目立ちます。400mm + 1.4倍テレコンは、それでも素晴らしい結果です。300mm + 2倍テレコンはかなり甘く見えます。300mm + 1.4倍テレコンは、この強いクロップでも本当によく見えます」
かなり離れた距離での比較(60m)
- 「テストのまとめの前に、もうひとつクレイジーなことを試したいと思います。私は昔から、焦点距離に関係なく、最も純粋でクリーンで高画質な RAW ファイルこそが最終的に最善だと考えてきました。特に、今は優れた高画素カメラがある時代です。そして、クロップに関しては画素数だけの問題ではありません。先ほど言ったように、レンズの小さな欠点は、クロップするほど大きくなります。だから、良いレンズで撮った RAW があり、高ISOにする必要もなく、モーションブラーが出るほど遅いシャッタースピードにする必要もないなら、足りない焦点距離はクロップで補えるのではないか、というのが私の考えです。
そこで、被写体から約60メートルまでさらに下がって、新しい 600mm F6.3 で1枚、そして 300mm F2.8 で1枚撮ってみます。300mm F2.8 は、この種の撮影用としてソニーが作った最高のレンズのひとつだと私は思っています。テレコンなしのこのレンズで撮り、クロップで補ったらどうなるでしょうか。同じように、クレイジーな量のクロップをします。これはかなり興味深いはずです。まず 600mm F6.3 で撮った写真、次にテレコンなしの 300mm F2.8 で撮った同じ写真があります。F2.8 のままなので、ISO をずっと低くでき、よりクリーンな RAW ファイルで作業できます。左の 600mm F6.3 に対して、テレコンなしの 300mm は、はるかに大きなクロップで補っているにもかかわらず、非常によく見えます。
細かい違いを探すと、300mm のほうがノイズが少なく、コントラストとクリア感も少し高いです。さらにクロップしても、テレコンなしの 300mm F2.8 の結果は依然として非常に良好です。もう一度言いますが、これは 600mm と、テレコンなしの 300mm の比較です。300mm の写真を 600mm と同じ見た目にするには、はるかに大きくクロップする必要があります。それでもこの画質です。さらに、完全にクレイジーな量のクロップをすると、役に立たないレベルですが比較のために見てみると、300mm は画素数が足りなくなり始めます。シャープネスもコントラストも必要なものは揃っていますが、情報量が足りません。600mm のほうは、F6.3 で ISO が高いのでノイズがかなり多いですが、これは現像済みの写真です。ノイズ除去と少しの編集で、素晴らしい1枚に仕上げられます」
参考情報
- 「そこで、さらに別のことを試したくなりました。同じように 600mm F6.3 と、テレコンなしの 300mm F2.8 で撮り、クレイジーなクロップをしたあとで、アップスケールツールを使って画素数を取り戻すとどうなるか、です。これが本当に大きな驚きでした。私の野生動物撮影のやり方は、まさにこの方向でした。良い RAW ファイルを得るために 300mm をよく使い、足りない焦点距離はクロップで解決してきたのです。ただ、アップスケールツールを使ったのは初めてでした。クロップしてアップスケールした 300mm の写真は、素晴らしく見えます。シャープネス、コントラスト、質感、すべてを見てください。300mm レンズでこれほどクロップしたことを考えると、非常に優れた画質です。比較のためにもう少しクロップしても、300mm F2.8 GM は素晴らしい仕事をしていると思います。RAW ファイルが非常に純粋なので、これだけ極端にクロップしてもこの画質が保てるのです。これは本当に驚異的です」
結論:どちらのレンズを買うべきか
- 「どちらを買うべきかは、短く答えるのが本当に難しい問題です。ただ、ひとつ重要なことがあります。今回比較してわかったのは、400mm + 1.4倍テレコンが、状況によっては画質で大きく勝っていたことです。それは最短撮影距離に近い、ごく近い距離で撮ったときでした。少し下がるとその差は縮まり、さらに下がると差はもっと小さくなりました。重要なのは、私が近距離、少し長い距離、長距離でテストしたとはいえ、私にとっての「長距離」は、このレンズが想定している距離から見ればまだ近距離かもしれない、という点です。
最短撮影距離に近いほど、レンズにとって厳しい条件になるのは当然です。私が撮ったのは鳥やリスのような小さな動物なので、600mm ではこれ以上離れられず、この距離でも遠く感じます。しかし、シマウマ、キリン、ヘラジカ、ゾウのような大きな動物を撮るなら、2〜3倍離れられるので、おそらく差はほとんどなくなります。遠い距離では 600mm のほうが良い画質になる可能性もあります。ですから、私が言えるのは、鳥やリスを撮るときの普通の撮影距離で今回のテストから感じたことだけです。次に、自分が何を必要としているかを考えます。必要な焦点距離は?必要な絞りは?私は常に絞りを優先することをお勧めします。日中に、それほど動きの速くない動物や、じっとしている大きな動物や鳥を撮るなら、必要な絞りはそれなりでしょう。しかし、動きの速い動物を撮る場合や、早朝・夕方など悪い光の条件では、焦点距離に関係なく、より明るい絞りが必要です。だから、まず絞りを優先してください。
焦点距離については、多くの野生動物カメラマンも同じだと思いますが、600mm を持ち出すのは 700mm、800mm、1000mm、あるいはそれ以上が必要だからで、600mm で十分だと感じることはめったにありません。その場合は、600mm F6.3 が最もお勧めできるかもしれません。しかし、先ほど言ったように悪い光の条件での撮影が多いなら、400mm で撮って少しクロップし、光が十分あるときはテレコンを使って絞りを暗くする、という使い方のほうが良い結果になるかもしれません。
そして、お金の問題と、もう1本買えるかどうかという問題もあります。私の 300mm F2.8 GM への愛は、どんな言葉でも足りないほどです。完全な傑作です。F2.8 で使ってクレイジーなほどクロップしても、1.4倍テレコンを付けて少しだけクロップしても、常に例外的に優れた画質が得られます。素晴らしいレンズで、誰にでも勧めたいです。ただ、私は同時に 600mm F4 も持っていて、600mm かそれ以上の焦点距離が必要なときに使えます。
もし1本しか持てないなら、300mm は最良の選択ではないかもしれません。その場合は 400mm F4.5 をお勧めします。テレコンと組み合わせれば完璧ですし、光の条件が良くないときはテレコンを外せるからです。多くの野生動物カメラマンに合う組み合わせだと思います。だから、1本だけお勧めするなら、そして1本しか持たないなら、テレコン付きの 400mm F4.5 です」
勝手に解像度ランキング
動画内では距離ごとに比較していたのでランキング形式にしました。距離があるときは、口径が大きくて、明るくて、長焦点のレンズが強い。- 10-15m SONY 600/f4.0 GM 1/800 f4.0 ISO1250
- 10-15m SONY 300/f2.8 GM + 1.4TC 1/800 f4.0 ISO1250
- 40m SONY 600/f4.0 GM 1/800 f4.0 ISO1250
- 10-15m SONY 400/f4.5 GM + 1.4TC 1/800 f6.3 ISO3200
上位2本は、神もしくは化け物レンズという印象を受けました。曇り空という条件では、暗いレンズはISO感度が上がって解像度的には不利になる。従って、5位以下は羽毛が甘くなっていく傾向がありました。しかし、4KJPEGでの比較ですので、晴れの日かつAI NRをかけたら化ける可能性はありそうです。 - 40m SONY 300/f2.8 GM + 1.4TC 1/800 f4.0 ISO1250
- 40m SONY 400/f4.5 GM + 1.4TC 1/800 f6.3 ISO3200
- 10-15m SONY 600/f6.3 GM 1/800 f6.3 ISO3200
- 10-15m SONY 300/f2.8 GM + 2.0TC 1/800 f5.6 ISO2500
- 10-15m SONY 200-600/f6.3 G 1/800 f6.3 ISO3200
- 10-15m SONY 400-800/f6.3-8 G 1/800 f8.0 ISO5000
- 40m SONY 600/f6.3 GM 1/800 f6.3 ISO3200
- 40m SONY 300/f2.8 GM + 2.0TC 1/800 f5.6 ISO2500
- 40m SONY 200-600/f6.3 G 1/800 f6.3 ISO3200
- 40m SONY 400-800/f6.3-8 G 1/800 f8.0 ISO5000
© 43デジカメ*ラボ — https://456dslr.blogspot.com/