2024年8月12日月曜日 更新:

前人未到の私へ。EOS R5 Mark IIの噂

24/8/12、Photons to Photosはキヤノン EOS R5 Mark II のセンサー測定データを公開しました。

  • 新データ:キヤノン EOS R5 Mark II の写真ダイナミックレンジ」(8/12、Photons to Photos

 

 

主な仕様

   :進化
   EOS R5と同じ
後継機:EOS R5 Mark IIIの噂なし 
  • 有効画素数約4,500万画素 フルサイズCMOSセンサー
  • 画像処理DIGIC XDIGIC Accelerator
  • シャッターメカ1/8000〜30秒1/32000~30秒
  • 連  写AE/AF追従メカ約12コマ/秒電子約30コマ/秒
  • 記録媒体CFexpress x1、SDカード x1(UHS-II)
  • 電  源LP-E6P 7.2V 2400mAh、USB給電・充電対応
  • 質  量:746g(バッテリー、SDカード含む)

 

基本情報

  • 製品名:ミラーレス一眼カメラ「EOS R5 Mark II」
  • 希望小売価格:オープン価格、初値589,050円
  • 発売日:2024年8月30日(金)

 

外観





Photons to Photos

作者のウィリアム・J・クラフ氏によると「値そのものは機種比較には不適切であるが、グラフの形状は内部回路のヒントになる」とのことですのでグラフの傾向を見るだけにとどめます。デュアルゲインの切り替えポイントは以下の通りです。

  • EOS R5:ISO400、ISO800(微調整ISO1600、ISO6400)
  • EOS R5 Mark II:ISO500、ISO800(微調整ISO2000、ISO6400)



EOS R5は、低画素はISO400まではRAW NRを適用し、ISO800で明確なノイズ低下があります。その後ISO1600およびISO6400で微調整が行われている傾向があります。一方、EOS R5 Mark IIは全域でRAW NRが適用されている。特に注目すべきはISO500以上で一貫してノイズが抑えられています。これは新機能「ニューラルネットワークノイズ低減」が動作しているものと思われます。 

 

AIチューニング傾向

R5 Mark IIでは、AIベースNRをかけながらも、「絵がAIっぽくならないよう」意図的にシャープネスを抑えめにしていると推測できます。

  • ISO100〜500:ノイズレベルはやや高めで、強めのNRは見られない。PureRAWで言うと「オリジナルに近いソフトNR(シャープネス ソフト以下)」で、ノイズはそれなりに残っているが、ディテールも温存している。
  • ISO800〜2000:グラフでは明らかにノイズが抑えられ、ディテールを壊さず滑らかになっている領域です。PureRAWで言えば「シャープネス ソフト〜標準」レベルのAI NRで、被写体ディテールを保持しつつも、背景ノイズは目立たない仕上がりです。
  • ISO2000〜6400:ノイズレベルは低く保たれており、画像処理が明らかに働いている。PureRAWの「シャープネス 標準」相当であると思われる。エッジはくっきり保ちつつ、ノイズがうまく抑え込まれている印象です。
  • ISO12800以降:わずかにノイズが増えるものの、増加は極めて緩やか。PureRAWの「シャープネス 標準〜強」に近いが、ディテールの破壊は抑制されています。通常のディープネスNRであればディテールが潰れやすい領域ですが、Mark IIではまだかなり見られるレベルです。


一見、市販のAIノイズNRいらずでお得なカメラと言えます。しかし、市販のAIノイズNRはこれからもずっと進化し続けます。数年後にどう思うかは人それぞれだと思いますが、素のRAWを吐き出す素直なカメラを好む層と、加工されたRAWで構わないという層に意見が分かれるでしょう。

 

専用クーリングファン「CF-R20EP」

 

 

更新履歴

  • 2020/7/10、「キヤノンEOS R5の素敵なところ」記事公開
  • なんというインパクト。

  • EOS R5の主な仕様
  • 有効画素数:約4,500万画素 フルサイズCMOSセンサー
  • 画像処理:DIGIC X
  • シャッター:メカ1/8000〜30秒、電子1/8000〜0.5秒
  • 連  写:AE/AF追従メカ約12コマ/秒、電子約20コマ/秒
  • 記録媒体:CFexpress x1、SDカード x1(UHS-II)
  • 電  源:LP-E6NH 7.2V 2130mAh、USB給電・充電対応
  • 質  量:738g(バッテリー、SDカード含む)
  • ACアダプター:出力DC 8V、3000mAh (-)(⦿-(+)
  • 基本情報
  • 製品名:ミラーレス一眼カメラ「EOS R5」
  • 希望小売価格:オープン価格、初値455,400円
  • 発売日:2020年7月30日(木)


  • 外観
  • キヤノン初のフルサイズミラーレス一眼カメラ「EOS R」に搭載されたマルチファンクションバーは、EOS上位機種と同じ「マルチコントローラー(ジョイスティック)」に変更されました。



EOS上位機種と同じ3つの電子ダイヤル搭載!


  • EOS初のボディ内5軸手ぶれ補正機構:
  • しかもカメラとレンズの協調ISで最大8段です。超望遠レンズの手持ち撮影の世界では必須のこの機能。オリンパスのシンクロISは、E-M1Xと12-100mmで7.5段、300mm F4で6段、MC-14/20装着で5段の補正効果ですから最大8段というのは200mm以内の話でしょうか。→キヤノンの説明によると、焦点距離ではなくレンズのイメージサークルの大きさで変わる。レンズ毎の対応表は以下の通り。

補正効果
レンズ
コメント
8段
RF24-105mm F4 L IS USM
RF24-70mm F2.8 L IS USM
RF24-105mm F4-7.1 IS STM
RF85mm F2 MACRO IS STM
RF28-70mm F2 L USM
RF85mm F1.2 L USM
RF85mm F1.2 L USM DS

7.5段
RF70-200mm F2.8 L IS USM


7段
RF35mm F1.8 MACRO IS STM
RF15-35mm F2.8 L IS
RF50mm F1.2 L USM
RF50mm F1.8 STM



6.5段
RF24-240mm F4-6.3 IS USM

6段
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

(5段)
RF600mm F11 IS STM
協調IS非対応レンズ、EOS R使用時
(4段)
RF800mm F11 IS STM
協調IS非対応レンズ、EOS R使用時

  • EOS R5単体では5段という噂ですので(E-M1Xは7段)、シンクロ手ぶれ補正の伸びしろはまだあるということ。→デジカメWatchに協調ISの解説記事が掲載されました。地球の自転による影響を克服したようです。
  • 世界初8K動画撮影世界初の8K/30p(8192×4320、クロップなし)の動画撮影を実現しました。カメラ内で約3540万画素の静止画としてJPEGで保存可能なため、写真素材として活用できてしまう一挙両得な機能です。もう運動会で、動画を撮るか写真を撮るかと迷う必要はないのです。

  • ただし、撮影可能時間は最大約20分。撮影状況や周辺環境によりカメラ内部の温度が上昇した場合は、さらに撮影時間が短くなるとのこと。
  • 熱対策は、カメラ本体の内部シャーシをマグネシウム合金にすることで、カメラ全体に熱を分散させる仕組み。[温度上昇緩和] モードがデフォルトで有効になっており、動画撮影待機中に一時的に表示フレームレートを変更して消費電力を抑えることで発熱を抑制します。
  • 内蔵マイクはモノラルで、外部ステレオマイク前提の仕様となっています。
  • 動物(犬猫鳥)の瞳/顔/全身検出
  • 機械学習を活用したアルゴリズムを搭載して、動物の大きさや顔の向きに影響されにくい高速・高精度なキヤノン独自のトラッキングAFを実現しました。静止していることの少ない動物撮影で威力を発揮します。


  • クロップ撮影機能
  • RFレンズ、EFレンズを装着時に動画/静止画の約1.6倍のクロップ撮影が可能です。EOS Rのクロップ撮影モードは約1160万画素でしたが、EOS R5は約1730万画素と一気に実用的な記録サイズとなりました。



  • 光束対応AF
  • 焦点距離最大1600mmで、開放F値が22になるような組み合せでもAFが可能になりました。この沈胴式の超望遠レンズは、マイクロフォーサーズ規格で造っても面白いレンズができそうです。例えば、キッズ向けの天体観測用の超々望遠レンズとか。




  • EOS R5の発表は、「ニコン1 V2」以来の衝撃です。約4500万画素 35mmフルサイズCMOSセンサーは、“R5は5Ds/5Ds Rよりも画素数が少ないが新設計のローパスフィルターが採用されており、これらのモデルをしのぐ解像力でローパスキャンセルモデルの5Ds Rにさえ優る” とのこと。えええ...(((・・;)
  • 注目の超望遠レンズRFマウントの新超望遠レンズ「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」は、2020年8月27日に発売する。
  • 主な仕様 
  • レンズ構成:14群20枚
  • 防滴処理:防塵防滴機構
  • 最短撮影距離:0.9m
  • フィルター径:77mm
  • 最大径x全長:Ø93.8×207.6mm
  • 質量:1,530g(三脚座含む、三脚座なしは-160g)

  • 実際に見てきました♪
  • キヤノンがミラーレスに本気を出したら凄かった。安心のMADE IN JAPANで全てが一級品です。他社ユーザーの私ですら直ぐに撮影に没頭できてしまう優れた操作性。特にマルチコントローラーの反応の良さに感心しました。弱点があるとすれば、RFレンズのラインナップくらいでしょうか。R6と共にロングセラー間違いなしのモデルで、フルサイズミラーレスはソニーとキヤノンの2強時代がしばらく続くのではないか。(20/9/6)
  • 野鳥撮影のおすすめ設定
  • 「このビデオは、野鳥写真家の視点から、野鳥や飛行中の野鳥の写真撮影のために Canon R5 をセットアップする方法についての私の総合的な見解の更新です」
  • 「何ヶ月も Canon R5 を使用してきましたが、設定を微調整しました。
  • 「ビデオの [戻るボタンの AF セットアップ] 部分で、私は言い間違いをして、AF ポイント ボタンのセットアップが完了したら、[現在の設定を登録] をクリックする必要があると述べました。 現在のカメラ設定がすべて登録されるため、[登録] をクリックしないでください。 代わりに、メニューから戻ってください。 混乱させて申し訳ありません」とのこと。




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