噂
- 「新データ:キヤノン EOS R5 Mark II の写真ダイナミックレンジ」(8/12、Photons to Photos)
主な仕様
- 有効画素数:約4,500万画素 フルサイズCMOSセンサー
- 画像処理:DIGIC X、DIGIC Accelerator
- シャッター:メカ1/8000〜30秒、1/32000~30秒
- 連 写:AE/AF追従メカ約12コマ/秒、電子約30コマ/秒
- 記録媒体:CFexpress x1、SDカード x1(UHS-II)
- 電 源:LP-E6P 7.2V 2400mAh、USB給電・充電対応
- 質 量:746g(バッテリー、SDカード含む)
基本情報
- 製品名:ミラーレス一眼カメラ「EOS R5 Mark II」
- 希望小売価格:オープン価格、初値589,050円
- 発売日:2024年8月30日(金)
外観
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Photons to Photos
作者のウィリアム・J・クラフ氏によると「値そのものは機種比較には不適切であるが、グラフの形状は内部回路のヒントになる」とのことですのでグラフの傾向を見るだけにとどめます。デュアルゲインの切り替えポイントは以下の通りです。
- EOS R5:ISO400、ISO800(微調整ISO1600、ISO6400)
- EOS R5 Mark II:ISO500、ISO800(微調整ISO2000、ISO6400)
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EOS R5は、低画素はISO400まではRAW NRを適用し、ISO800で明確なノイズ低下があります。その後ISO1600およびISO6400で微調整が行われている傾向があります。一方、EOS R5 Mark IIは全域でRAW NRが適用されている。特に注目すべきはISO500以上で一貫してノイズが抑えられています。これは新機能「ニューラルネットワークノイズ低減」が動作しているものと思われます。
AIチューニング傾向
R5 Mark IIでは、AIベースNRをかけながらも、「絵がAIっぽくならないよう」意図的にシャープネスを抑えめにしていると推測できます。
- ISO100〜500:ノイズレベルはやや高めで、強めのNRは見られない。PureRAWで言うと「オリジナルに近いソフトNR(シャープネス ソフト以下)」で、ノイズはそれなりに残っているが、ディテールも温存している。
- ISO800〜2000:グラフでは明らかにノイズが抑えられ、ディテールを壊さず滑らかになっている領域です。PureRAWで言えば「シャープネス ソフト〜標準」レベルのAI NRで、被写体ディテールを保持しつつも、背景ノイズは目立たない仕上がりです。
- ISO2000〜6400:ノイズレベルは低く保たれており、画像処理が明らかに働いている。PureRAWの「シャープネス 標準」相当であると思われる。エッジはくっきり保ちつつ、ノイズがうまく抑え込まれている印象です。
- ISO12800以降:わずかにノイズが増えるものの、増加は極めて緩やか。PureRAWの「シャープネス 標準〜強」に近いが、ディテールの破壊は抑制されています。通常のディープネスNRであればディテールが潰れやすい領域ですが、Mark IIではまだかなり見られるレベルです。
一見、市販のAIノイズNRいらずでお得なカメラと言えます。しかし、市販のAIノイズNRはこれからもずっと進化し続けます。数年後にどう思うかは人それぞれだと思いますが、素のRAWを吐き出す素直なカメラを好む層と、加工されたRAWで構わないという層に意見が分かれるでしょう。
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専用クーリングファン「CF-R20EP」 |
更新履歴
- 2020/7/10、「キヤノンEOS R5の素敵なところ」記事公開
- なんというインパクト。
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- EOS R5の主な仕様
- 有効画素数:約4,500万画素 フルサイズCMOSセンサー
- 画像処理:DIGIC X
- シャッター:メカ1/8000〜30秒、電子1/8000〜0.5秒
- 連 写:AE/AF追従メカ約12コマ/秒、電子約20コマ/秒
- 記録媒体:CFexpress x1、SDカード x1(UHS-II)
- 電 源:LP-E6NH 7.2V 2130mAh、USB給電・充電対応
- 質 量:738g(バッテリー、SDカード含む)
- ACアダプター:出力DC 8V、3000mAh (-)(⦿-(+)
- 基本情報
- 製品名:ミラーレス一眼カメラ「EOS R5」
- 希望小売価格:オープン価格、初値455,400円
- 発売日:2020年7月30日(木)
- 外観
- キヤノン初のフルサイズミラーレス一眼カメラ「EOS R」に搭載されたマルチファンクションバーは、EOS上位機種と同じ「マルチコントローラー(ジョイスティック)」に変更されました。
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EOS上位機種と同じ3つの電子ダイヤル搭載! |
- EOS初のボディ内5軸手ぶれ補正機構:
- しかもカメラとレンズの協調ISで最大8段です。超望遠レンズの手持ち撮影の世界では必須のこの機能。オリンパスのシンクロISは、E-M1Xと12-100mmで7.5段、300mm F4で6段、MC-14/20装着で5段の補正効果ですから最大8段というのは200mm以内の話でしょうか。→キヤノンの説明によると、焦点距離ではなくレンズのイメージサークルの大きさで変わる。レンズ毎の対応表は以下の通り。
補正効果
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レンズ
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コメント
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8段
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RF24-105mm F4 L IS USM
RF24-70mm F2.8 L IS USM
RF24-105mm F4-7.1 IS STM
RF85mm F2 MACRO IS STM
RF28-70mm F2 L USM
RF85mm F1.2 L USM
RF85mm F1.2 L USM DS
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7.5段
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RF70-200mm F2.8 L IS USM
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7段
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RF35mm F1.8 MACRO IS STM
RF15-35mm F2.8 L IS
RF50mm F1.2 L USM RF50mm F1.8 STM
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6.5段
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RF24-240mm F4-6.3 IS USM
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6段
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RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
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(5段)
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RF600mm F11 IS STM
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協調IS非対応レンズ、EOS R使用時
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(4段)
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RF800mm F11 IS STM
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協調IS非対応レンズ、EOS R使用時
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- EOS R5単体では5段という噂ですので(E-M1Xは7段)、シンクロ手ぶれ補正の伸びしろはまだあるということ。→デジカメWatchに協調ISの解説記事が掲載されました。地球の自転による影響を克服したようです。
- 世界初8K動画撮影世界初の8K/30p(8192×4320、クロップなし)の動画撮影を実現しました。カメラ内で約3540万画素の静止画としてJPEGで保存可能なため、写真素材として活用できてしまう一挙両得な機能です。もう運動会で、動画を撮るか写真を撮るかと迷う必要はないのです。
Introducing the EOS R5 movie functionality (Canon Official)
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- ただし、撮影可能時間は最大約20分。撮影状況や周辺環境によりカメラ内部の温度が上昇した場合は、さらに撮影時間が短くなるとのこと。
- 熱対策は、カメラ本体の内部シャーシをマグネシウム合金にすることで、カメラ全体に熱を分散させる仕組み。[温度上昇緩和] モードがデフォルトで有効になっており、動画撮影待機中に一時的に表示フレームレートを変更して消費電力を抑えることで発熱を抑制します。
- 内蔵マイクはモノラルで、外部ステレオマイク前提の仕様となっています。
- 動物(犬猫鳥)の瞳/顔/全身検出
- 機械学習を活用したアルゴリズムを搭載して、動物の大きさや顔の向きに影響されにくい高速・高精度なキヤノン独自のトラッキングAFを実現しました。静止していることの少ない動物撮影で威力を発揮します。
Introducing the EOS R5 / EOS R6 Auto focus functionality (Canon Official)
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- クロップ撮影機能
- RFレンズ、EFレンズを装着時に動画/静止画の約1.6倍のクロップ撮影が可能です。EOS Rのクロップ撮影モードは約1160万画素でしたが、EOS R5は約1730万画素と一気に実用的な記録サイズとなりました。
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- 光束対応AF
- 焦点距離最大1600mmで、開放F値が22になるような組み合せでもAFが可能になりました。この沈胴式の超望遠レンズは、マイクロフォーサーズ規格で造っても面白いレンズができそうです。例えば、キッズ向けの天体観測用の超々望遠レンズとか。
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Introducing the RF600mm F11 IS STM and RF800mm F11 IS STM (Canon Official)
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- EOS R5の発表は、「ニコン1 V2」以来の衝撃です。約4500万画素 35mmフルサイズCMOSセンサーは、“R5は5Ds/5Ds Rよりも画素数が少ないが新設計のローパスフィルターが採用されており、これらのモデルをしのぐ解像力でローパスキャンセルモデルの5Ds Rにさえ優る” とのこと。えええ...(((・・;)
- 注目の超望遠レンズRFマウントの新超望遠レンズ「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」は、2020年8月27日に発売する。
- 主な仕様
- レンズ構成:14群20枚
- 防滴処理:防塵防滴機構
- 最短撮影距離:0.9m
- フィルター径:77mm
- 最大径x全長:Ø93.8×207.6mm
- 質量:1,530g(三脚座含む、三脚座なしは-160g)
CANON RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 価格比較
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- 実際に見てきました♪
- キヤノンがミラーレスに本気を出したら凄かった。安心のMADE IN JAPANで全てが一級品です。他社ユーザーの私ですら直ぐに撮影に没頭できてしまう優れた操作性。特にマルチコントローラーの反応の良さに感心しました。弱点があるとすれば、RFレンズのラインナップくらいでしょうか。R6と共にロングセラー間違いなしのモデルで、フルサイズミラーレスはソニーとキヤノンの2強時代がしばらく続くのではないか。(20/9/6)
- 野鳥撮影のおすすめ設定
- 「このビデオは、野鳥写真家の視点から、野鳥や飛行中の野鳥の写真撮影のために Canon R5 をセットアップする方法についての私の総合的な見解の更新です」
- 「何ヶ月も Canon R5 を使用してきましたが、設定を微調整しました。
- 「ビデオの [戻るボタンの AF セットアップ] 部分で、私は言い間違いをして、AF ポイント ボタンのセットアップが完了したら、[現在の設定を登録] をクリックする必要があると述べました。 現在のカメラ設定がすべて登録されるため、[登録] をクリックしないでください。 代わりに、メニューから戻ってください。 混乱させて申し訳ありません」とのこと。
- EOS R5/R6 発表イベント(20/7/9)
- “予想を上回る注文”で「EOS R5」「EOS R6」に供給遅延の可能性(20/7/13)
- 2020年7月30日発売決定(20/7/21)
- 需要と供給が追いついていない状況。口コミ情報によると月産台数は1,500台。その3倍近い注文で、初回予約組にもR5/R6が行き渡っていないそうだ。(20/9/6)
- 米国のB&H Photoは、購入予約者へ10月末までにはお届けできると案内を出しました。(20/9/10)
- 小型の単焦点レンズ「RF50mm F1.8 STM」を12月下旬に発売すると発表しました。(20/11/4)
- カメラグランプリ2021「あなたが選ぶベストカメラ賞」を受賞しました。(21/5/17)
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結局、EOS R6が好き
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