2022年11月27日日曜日 更新:

驚きの進化!OM-1(Ver.1.3)で枝被り野鳥撮影

11/24にOM-1ファームウェアアップデートVer.1.3が公開されました。早速、実際にフィールドで使ってみたのですが・・

Ver.1.3更新内容

  • M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」レンズ装着時のAF動作を最適化しました。
  • 静止画撮影時のC-AFの性能を向上しました。
    • C-AFのAFポイントサイズが中より小さい場合の精度が向上しました。
    • C-AFの瞳・顔優先の精度が向上しました。
    • C-AFの被写体認識性能が向上しました。
  • 動画撮影時のC-AFの性能を向上しました。
    • 動画C-AFの瞳・顔優先を改善しました。
    • 動画C-AFの被写体認識を改善しました。
  • その他カメラの動作安定性を向上しました。
  • AdobeRGB設定で撮影した画像を再生した際にsRGB変換せず表示されていた症状を改善
  • 米国と英国フォーラムから1件ずつ、「OM-1と75mm F1.8の組み合わせで長距離(約10m)の被写体をC-AFで撮影すると合焦できない問題が解決された」と報告がありました。
  • 日本のユーザーからは「野鳥撮影で枝にピントが持っていかれる事が格段に減った」という声が増えています。
  • ファームウェアの更新方法は、PC経由、スマホ経由、SDカード経由(非公式)の3つありますが、海外の口コミを見た印象ではスマホ経由が主流になりつつあります。

 

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枝被りの野鳥を撮る

事前に口コミ情報で「手前の枝に引っ張られにくくなった」という声を聞いていたので、人生初の枝被りの野鳥撮りに挑戦しました。従来の撮影の流れは以下の通りです。

  1. 野鳥を見つける
  2. 主役の野鳥がよく見える位置に移動する(忍び足)
  3. 撮影(野鳥がこちらを見ていないときにレンズをゆっくり向ける)

10年近く下手の横好きで、できるだけ枝被りしない位置でかっこよく野鳥を撮ることだけを考えていました。だから今日はすごく新鮮でした。自然のまま、ありのままの野鳥の姿を記録することができます。

中央重点測光にて。確かに枝被りしたまま野鳥にピントが合います

 

枝被り野鳥撮影手順

  1. 野鳥を見つける
  2. 野鳥に白枠が表示される(※白枠が出ないときは鳥と同じ面にある近くの枝や幹にピントを合わせる)
  3. AF-ONすると野鳥にピントが合う
  4. 撮影

いとも簡単に撮れてしまった。てくてく歩いていると今度は日陰の木に雀がいました。普段は「どうせ綺麗に撮れない」と絶対に撮影しませんが、せっかくなので撮影してみることにしました。まず「HI測光」を選択します。

 

次に白枠を出すために雀の近くの枝を狙ってAF-ONをポンと一回押す。ちなみにOM-1の「HI測光」は、E-M5やE-P5と違って瞬時にパッと画面が明るくなります。


雀に白枠が出ました。AF-ONを押してシャッターボタンを押します。 ちなみにC-AFのシャッターボタンの半押し時のAFは「AFしない」に設定しています。

超簡単

すごく綺麗に撮れてしまった

 

シャッタースピードは1/1000s、ISO感度はAUTOでISO800〜ISO1600をウロウロしていました。

 

 

犬猫認識AF

またてくてく歩いていると、猫に出会った。今度は草被り猫撮影に挑戦です。これも評判通りでいい感じです。

犬猫認識AFを選んで白枠が出たらAF-ON

パチリ

AF-ONは押したままです。

まだ追従する

やるじゃん、OM-1

この後、猫は茂みに隠れて白枠は消えた

 

続いて道ゆく車でモータースポーツ認識AFを試しましたが、ファームウェアVer.1.2と同様にロックオンが外れやすい印象です。鳥や犬猫と比較するとまだまだ学習量が足りないと感じました。もしかしてOMDSの学習内容は、レーシングカーやレース会場がメインなんでしょうか。

再検証したので、次回の記事で詳しく説明します。



解像感

心なしか解像感も上がったように感じました。これらの写真はすべて撮って出しです。


 




白レンズ」かっちょいい〜