2025年5月22日木曜日 更新:

リコーGR IVの噂

5/22、リコーイメージングは「RICOH GR IV」の開発を発表しました。

噂・お知らせ

  • 現在開発中の「RICOH GR IV」は、これまでのGRの基本コンセプトを余すところなく正当進化させたモデルとして、新型のイメージセンサーや画像処理エンジン、レンズ等の主要デバイスを一新し、さらなる高画質を追求しています。通信機能の強化や、スマートデバイス用の新開発アプリにより、快適性、利便性の向上も図ってまいります」(25/5/22、ニュースリリース
  • GR SPACE(東京、上海、北京)では、5月31日(土)より、開発中の「RICOH GR Ⅳ」の外観サンプルをショーケース展示いたします。

    実物をご覧になりたい方は、ぜひお立ち寄りください。

    ※デザインなどは開発発表時点のものであり、予告なく変更する場合があります。
    ※製品の仕様や機能等については、リリースにてお伝えしていること以外のことはお答えできません。ご了承ください
    」(25/5/22、GR BLOG) 

 

 

 

 

いつ?

リコーGR IVの発売日はまだ公式に発表されていません。これまでのモデルのリリースパターンから、2〜3年ごとに新しいモデルが登場しているため、2025年〜2026年あたりにGR IVが発売される可能性が考えられます。しかし、確定情報が出るまでは予測にとどまります。

  • GR  :2013年5月24日(金)発売
  • GR II:2015年7月17日(金)発売
  • GR III:2019年3月15日(金)発売
  • GR IIIx:2021年10月1日(金)発売
  • GR III/IIIx HDF:2024年4月12日(金)発売
  • 特願2023-179273(非公開、社内技術情報):2023年10月18日
  • 特開2025-69515(一般公開):2025年5月1日
  • GR IV2025〜2026年発売? 2025年秋!


  • 5/1の特許は、GRシリーズのさらなる広角化とオートフォーカス(AF)の高速化を見据えた新技術に関するものです。一般的に、こうした特許が出願されてから製品化までには、およそ1年半〜2年半程度を要する傾向があります。特許の要点は以下のとおりです:
    • 焦点距離:16mm / 17mm / 18mm(35mm換算で約24~28mm)
    • F値:すべてf/2.8、大口径設計
    • レンズ構成:AF駆動の第1群・第2群に加え、+ 固定の第3群を追加
  • 2026年以降、24mm仕様のGR IVバリエーションモデルが発売されるという展開も考えられます。
 

主な仕様

   :進化
   GR IIIと同じ
派生機:GR IIIx
競合機:X100VI

  • 有効画素数約2574万画素 新型イメージセンサー
  • 画像処理新画像処理エンジン
  • 手ぶれ補正撮像素子シフト方式(Shake Reduction)(5軸補正)
  • レンズ構成5群7枚(非球面レンズ3枚)
  • 焦点距離・F値18.3mm F2.8 新型レンズ
  • ファインダーなし
  • 液  晶3.0型TFTカラーLCD(アスペクト比3:2)約103.7万ドット、広視野角タイプ、エアギャップレス強化ガラス
  • シャッター: 1/4000~30秒(絞りによる制限 F2.8:1/2500秒まで、F5.6以上:1/4000秒まで)
  • 連  写AF性能が向上?
  • 記録媒体内蔵メモリー約53GB)、microSDメモリーカード(UHS-I)
  • 電  源:バッテリー性能が向上?
  • 外径寸法:約109.4 × 61.1 × 32.7mm
  • 質  量:約262g(バッテリー、microSDメモリーカード含む)

 

標準約0.1m~∞
マクロモード約0.06m~0.15m
クロップ:35mm、50mm

 

基本情報

  • 製品名:RICOH GR IV
  • 希望小売価格:不明
  • 発売日:2025年秋
  • RICOH GR IV HDF:2025年冬以降の発売を予定
  • RICOH GR III:本年7月中の出荷分をもって製造完了(部品調達の都合)
  • RICOH GR IIIx:当面の間 製造・販売を継続
 

 

外観






※開発中の外観サンプルのため、デザインは予告なく変更する場合があります。



GR III/IIIxのホコリ対策

GR IV待望論が出ている理由の1つにGR III/IIIxのホコリ問題があります。定番の対策としては「レンズアダプター GA-1」を装着するもので、これだとサイズ感がSSWF搭載のGM1と変わらなくなってしまいます。


富士フイルムの「X100V」が防滴仕様になったことですし、GR IVは簡易でもいいので防塵防滴にチャレンジするのか気になります。 

 

GR III 初期ロット不具合1

初期ロットは、本体背面のホイールダイヤルの傾きが大きい個体がありました。下記製造番号については無償で点検調整してもらえます。(2019/3/19、リコーお知らせ

対象製造番号:

  • 0010046 ~ 0022290
  • 2010043 ~ 2012044
  • 3010045 ~ 3010544
  • 4010041 ~ 4010230


GR III 初期ロット不具合2

ダイヤル操作がチャタリングする不具合は上記の修理では解決できない。一部のユーザーは自己責任で「接点洗浄剤」を使用して改善したケースがありました。

猫も杓子もiPodのホイールダイヤルに憧れた時期がありましたが、GR IVではホイールダイヤルを廃止して、十字キー長押しだけにしてもらいたいですね。( ✧Д✧)ガッデム!!


GR IIIのホイールダイヤル問題、GR IVで解決です。。。

 

GR III/IIIxノイズ除去問題

Adobe LightroomのAIノイズ除去機能は、残念ながらGR III/IIIxの写真では機能しません。 スライダーを100% に設定してもリコーの画像は「ノイズ除去」されません。Adobeによると「この問題の最終的な解決には、製造元による追加の変更が必要です。それらの変更が利用可能になり次第、この特定の問題を解決できます」と述べており、現在リコーとAdobeが協力してこの問題の解決に取り組んでいるのかは不明です。 →暫定策:「DxO PureRAW」はノイズ除去してくれるみたいです。



更新履歴

  • 2022/11/21、記事公開。こういう映像を見てしまうとLUMIX GMの代わりはGRかなと考えてしまいます。
  • 噂:
  • 今回のGR IIIに関して企画開発に相当な力を入れてきたので、しばらく新製品について発売することはないと考えています。GRシリーズ自体は今後も開発していくことは間違いありません。ただ、どのようなモデルになるのかは今のところ不明で、名前を含めてじっくり計画していきたいと考えています」(2020/2、RentioPRESS
  • 「🫢(リコーGRデザイナーが、まもなく新しいGRシリーズの製品発表を匂わせるジェスチャー)」(2023/12、RICOH GR photography) 
  • リコーは「RICOH GR III」「RICOH GR IIIx」にHDFを搭載したECサイト限定の特別モデル「GR III HDF」、「GR IIIx HDF」を4/12に発売します」(2024/3、ニュースリリース
  • Ricoh GR IVに関する新たな未確認情報(中国発):
    ・GR III後継機は2025年発売予定だが、当初噂されていたQ1ではない
    ・名前は「GR IV」ではない可能性も
    ・オートフォーカスとバッテリー性能が向上
    ・軽量化のためフラッシュ非搭載の可能性
    」(25/1/26、Pentax & Ricoh Rumors
  • 本発明によれば、広角化と大口径化を図るとともに、オートフォーカスに有利な小型軽量化を実現することができる結像レンズ、交換レンズ、撮像装置及び情報処理装置を提供することができる」(25/5/1、特開2025-069515
  • time fo(u)r GR this week」(25/5/21、how2fly)  

  • 派生モデルが多い理由:
  • リコーがGRシリーズで派生モデルに力を入れている理由は、新たなベースモデルを開発するよりも、既存モデルを基にした派生モデルを投入する方が開発コストや時間を抑えることができるからです。これにより、リコーは最新の写真の流行を取り入れたモデルを比較的早く市場に投入できます。

  • 具体的にはGR IIIとGR IIIxの違いはレンズの焦点距離です。28mm(GR III)と40mm(GR IIIx)という異なる焦点距離を採用することで、広角を好むユーザーと、少し望遠気味の画角を求めるユーザーの両方のニーズに応えています。

  • HDFについては開発に大変手間がかかっている印象がありますが、実は通常モデルのGR III、GR IIIxにもレンズ鏡胴内にNDフィルター機構があり、NDフィルターの代わりに「ソフトフィルター」を搭載したモデルになります。

  • 派生モデルを継続的にリリースすることで、GRシリーズの話題性を保ち、ブランドとしての存在感を維持しているのです。

  •   「匿名の情報筋によると、Ricoh GR IV は 2025 年のかなり早い時期に発表されるはずだと教えてくれました。そして、モノクロ バージョンは 2025 年後半にリリースされる予定です」(2024/11、Weibo.com)→その後、2024年11月の噂は間違いである事が判明しました。関係者の話としては、「リコー GR4 の発売時期はまだ不明だが、2025年の第1四半期ではないことは間違いない」とのこと。

  • 25/5/1、特許公開番号「特開2025-69515」が一般公開されました。この新技術が実際に製品に採用される場合、従来のボディサイズをほぼ維持しつつ、AF性能が向上したGRシリーズの次世代モデル「GR IV(仮称)」が登場する可能性があります。

  • 5/21、2011年4月からXを利用しているリーカーのhow2fly氏が「time fo(u)r GR this week」というメッセージをポストしました。how2fly氏はこれまで、新製品のカメラやレンズに関する報道では概ね正確な情報を提供してきましたが、時には誤った情報もいくつかあり、今後のリコーの動向に注目です。 →翌日に「GRシリーズのハイエンドコンパクトカメラの最新モデルであるGR IVの開発を発表」というメッセージと共に製品画像をポストしました!