それは、2月のとても寒い時期でした。。。😭
突然のSOS
ある日、愛猫のキジトラ猫の茶助(4歳7ヶ月)がトイレに何度も行くのに、おしっこが出ていないことに気付く。これはおかしいと近所の動物病院へ連れて行くと、なんと尿路結石による尿道閉塞と診断されました。そのまま3日間の緊急入院となった。
たったの3日だが、とても不安で時間が長く感じた。病院ではカテーテル治療が行われて無事おしっこを排出できたが、退院後の茶助はかなり痩せてしまっていた。特にオス猫は尿道が細く長いために、尿路結石になりやすいのだという。今後、おやつは一切禁止。病院から処方された療法食をずっとあげるように指示されました。
再閉塞
2週間ほどで肉付きも戻り、通院での尿検査の結果は良好。ようやく元気になってきたと安心した翌日に、またトイレで長居するようになった。おしっこが出ていない。この状態が48時間以上続くと尿毒症から急性腎不全になり、命に関わる事態となる。ところが、茶助がキャリーに入ってくれない。あとで知ったのだが初めてのカテーテル治療、抗生物質の注射が相当嫌だったみたい。しっぽがカギ状になってぷるぷるしている。最後はごめんねとキャリーを立てて茶助を毛布に包んで強制的に入れました。
病院の待合室では、他の犬達がみんな恐怖でぷるぷると震えています。茶助のエコーを見せてもらうと、膀胱に小さな結石がたくさん残っていた。結石は、ストルバイトとシュウ酸カルシウムの2種類が混在している状態でした。
2種類の結石
0〜4歳は、ストルバイト結石。5歳以上はシュウ酸カルシウム結石にかかる傾向があるという。特にシュウ酸カルシウムは、療法食では溶かせない石で厄介だ。自然排出を待つか、手術で取り出すしかない。
茶助はマグロ系のウェットフードや、猫用のかつおぶしとにぼしが大好物でした。これらはシュウ酸を多く含むので、今後は一切あげない方がいいと先生に言われてしまう。それは可哀想だが、仕方がない。
転院
2度目のカテーテル治療でおしっこを無事排出。そのまま1週間の入院が決まった。ところが茶助は、自らカテーテルを抜いてしまった。
通常、カテーテルは外れないよう固定するもので不自然な話らしいが、尿道が腫れてカテーテルを再び通そうとしても通らない。手術も視野に入れる必要があり、医療設備が充実している動物病院への転院が決まる。
手術か治療か
手術内容は、性器を取り除いたあとに尿道を繋ぎ直すという、とんでもなく体への負担が大きいものでした。大の猫好きだという新しい先生からは、できれば手術は避けてカテーテル治療の継続を提案される。そして、なんとかカテーテルを通すことに成功したと報告を受ける。見せてもらったおしっこの写真は、膀胱炎で真っ赤です。。。
しかし茶助は、脅威の回復力で2日後に黄色いおしっこに戻すと、新しい療法食をよく食べるようになり、ご飯の時間になると先生にゴロゴロと擦り寄るようになったらしい。(おい
茶助は家族と少しでも離れると「なんで僕を置いていくんだ!」と言わんばかりにニャーと鳴く。会計中なんだから行けないよと言うと、なんと先生が部屋から出てきてあやしてくれた。
あとで聞いた話だが、最初に療法食を3つも用意してくれて、その中からよく食べるものを選んでくれたそうだ。
茶助、別猫になる
1週間の入院を経て、家に帰ってきた茶助は全く違う猫になっていた。
猫は3日で恩を忘れるというが、我が家のケースでは、3日間と1週間の退院後、どちらも調子を取り戻すのに約半日かかった。心ここにあらずといった感じで、よそよそしい行動をします。これは病院で処方された抗生物質が無くなるまでの時間なのではないか。1kgほど痩せて、精悍で凛々しくて、もっと可愛いお顔になってしまった。
その後は、いつも通りのゴロゴロと甘えん坊の茶助に戻るのだが、そのレベルは1段上がった印象です。また病院に連れて行かれたら大変だと思っているのか、さっと部屋にきてニャーと生存を確認するとスタスタと帰っていったり、子供達にはコテンと倒れてお腹を撫でるように催促したりと家族全員に甘えまくりの寂しがりん坊になった。昨年からよく喋るなと思っていたが、更に声色のバリエーションが増えて、もっと上手に人間を操れるようになった。
通院
その後、通院のエコー検査で、ストルバイト結石はほぼなくなり、3mmの石が小さくなりつつある。新しい療法食の効果が出てきている。
一時的におしっこ出にくくなる日もあったが、その日の夜には改善した。結石が溶けていく過程でかけらが詰まって、夜に石が動いた可能性がある。
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| 点滴するために剃毛した跡にも 少しずつ毛が生えてきた。。。😭 |
給水器
尿道閉塞の再発防止のために、最も重要なのが水分補給です。猫はもともと砂漠に住む生き物で、水をあまり飲まない動物らしい。だから尿が濃くなって結石ができやすくなる。また、療法食は水分を摂取したくなるように塩分多めの味付けがされているらしく、水場の整備は急務です。なんとか水を飲ませる工夫が必要になる。我が家では、エサ場の水皿とお風呂場に水桶を置いていたが、どちらもよく飲んでいた。それでも足りないということになる。
ペット用の給水機には様々な商品があります。その中で、ペットが近づくとセンサーが感知して水が湧くファウンテン型の給水器に興味を持ちました。猫の好奇心を利用して飲んでもらう仕組みです。家族からは手間が増えると反対されたが、何もやらずに後悔はしたくないと説得して、茶助がよくウロウロするテーブルの上に設置しました。
水を飲ませるコツ
初日〜2日間はセンサー感知モードで運用。ぽこぽこと水が湧いているときだけ茶助は興味を持ったが素通り。3日目、ならばと常時循環モードに切り替える。するとその日の夜に、驚くほどたくさん飲み始めた。その翌日もたっぷり飲んだ。しばらくこの運用を続けてみる予定です。
ある日の朝、誰も何も襲ってこないのに、周囲を警戒しながら給水器の水を飲む事があった。その姿は、いつか見た野生の虎のようでした。お前はトラみたいだ。かっこいい!
器が半透明なので、今日一日でこれだけ飲んだのかと分かるのがよいです。導入から1週間で、おしっこの砂玉のサイズが2倍くらい大きくなっています。
まとめ
- オス猫は尿道が細く長いため、結石が詰まりやすい。3〜6歳になると成長が止まり、カロリー消費が落ちる。この頃からミネラル成分の多いおやつや、シュウ酸を含む食材は控えめにする。
- 水を飲ませる工夫をする。 ウェットフードの併用、水飲み場を複数設置する。お風呂場では、必ず軟水の水道水を入れる。残り湯は人間の垢が入るので厳禁です。今回初めてファウンテン型の給水器を追加で導入したが、我が家の猫にも有効であることが分かった。猫は新しいものへの警戒心が強いので、慣れるまで根気よく続ける。
- トイレの様子を毎日観察する。 頻繁に行くのに出ていない、長居しているときは要注意。尿道閉塞は48時間で命に関わる。
- セカンドオピニオンを選択肢に入れる。 同じ症状でも、動物病院によって方針や対応が異なることがあります。ペット保険も要検討です。
約1ヶ月の闘病生活でした。まだまだ予断を許さないけれど。茶ーくん、よく頑張った。
