9/25、フランスの新興メーカー「Esquisse(エスキス) Camera」が、LUMIX GM5 の“精神的後継機”を開発中です。
噂
- 「Esquisseの開発チームはパナソニックGM5とオリンパスPEN-Fからインスピレーションを得たと述べ、どちらが優れているかという議論が頻繁にあります」
- 「ほぼポケットに収まるほどの携帯性を求めてマイクロフォーサーズを選びました。そして、AFと最新技術をすべて備え、この性能を実現できる交換レンズプラットフォームは、基本的にマイクロフォーサーズだけです」
- 「素材や手触りに関しては、もう一つのメインカメラであるライカM11からインスピレーションを得た。もちろん、より小型のボディで、価格帯も変えながら、同じものを実現したい」
- 「人間工学的な理由から、動画撮影機能を搭載しないように設計しました。動画は全く異なるものであり、写真は非常に特殊なものです。私たちは写真体験を真に提供したいのです」(9/25、DPReview)
主な”暫定”仕様
- 有効画素数:20MP フォーサーズCMOS
- 防滴処理:防塵防滴構造
- ファインダー:OLED 369万ドット
- 液 晶:3.0型タッチスクリーン
- シャッター:
- 連 写:
- 動 画:なし
- 記録媒体:256GB内蔵ストレージ
- 電 源:300ショット以上
- 外形寸法:105 × 70 × 35 mm
- 質 量:350g(本体のみ)
現在公開されているのは”暫定”仕様とのことで、かなり気合の入ったモデルを想定していますね。コンセプトデザインが完了して、現在プロトタイプ開発が進行中です。これらの仕様は目標であり、 コミュニティのフィードバックに基づいて変更される可能性もあるとのことです。
20MPということは、PEN-Fが採用したSONYのIMX272でしょうか?個人的には、高感度番長のGH5Sが採用したIMX299 14bit RAW対応のGMスチルカメラというのも見てみたいですね。
基本情報
- 製品名:Esquisse(仮)
- 価格:1,500~2,000米ドル
- 発売日:2026年秋
このプロジェクトは、フランスと中国のスタッフが分かれて取り組んでいます。自分たちが使いたいカメラを自費で作っている熱心なファンの集まりとのこと。まさか自分でGX8の後継機を作っていたあの人も同じチームメンバーなのだろうか?
「Esquisse(エスキス)」は、フランス語でスケッチ、アウトライン、または下絵を意味します。
外観
GMの海外市場
Imaging Resource のインタビューによると、2014年頃のGMの海外市場は、東アジア、フランス、イタリアで人気が高く、特に小さな製品を好むフランスで売上がよかったとのこと。
フランスは街撮りやスナップ写真文化が根強く、小型・軽量で携帯性の高いカメラが好まれる傾向があります。DPreviewの同記事のコメント欄も好意的な意見が多数を占めています。
- 東アジア、フランス、イタリア:GF/GMシリーズ
- ドイツ:GまたはGHシリーズ
- 英国:Gシリーズ
更新履歴
- 2021/11/12、「colette×LUMIX GMの記憶が全くない」の記事公開。
- colette×LUMIX GMの記憶:
- 昔の記事を整理していたら「colette×LUMIX GM」のメモを見つけた。全く記憶になく、不思議なことにつぶやいた記憶もない。こんなカメラがあったのかと、とても新鮮でした(笑)
- 製品外観:
- 「colette×LUMIX GM」は、2014年2月14日、パリのセレクトショップ「colette」のオーナーがGMのデザインと質感を気に入り、コラボレーションが実現しました。世界50台限定モデルです。
- 前後の張り革だけかと思いきや、フラッシュ部に「collete」のロゴ、シャッターボタンとファンクションボタンを青色にして「collete」のドッドイメージに変更、カメラを起動するとcolleteのロゴが表示するなど拘りの一品となっている。このコラボがきっかけで、2014年11月にGM1Sが生まれたのかもしれないな!
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すごくかっこいい |
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Bonjour à tous en France. Voulez-vous un successeur au GM1?
- コレットとは:
- せっかくの機会なので、もう少し詳しく調べてみた。パリのセレクトショップ「colette」のオーナーは、コレット・ルソー(Colette Roussaux)さんと、サラ・アンデルマン(Sarah Andelman)さん。
- サラさんはコレットさんの娘さんで、アートスクール出身。1997年、サラさんが22才のときに2人はお店をスタートする。「企業やデザイナーとコラボレーションしたオリジナル商品を数多く揃える」ことを方針とした、他に類を見ないショップを目指した。
- サラさんは日本文化や日本のデザイナーの採用にも積極的な人で、2013年11月にGM1が発売されて間もなく、膨大な商品カタログの中から彼女の目に止まったことになる。2017年7月、 オーナーのコレットさんは引退を発表。2017年12月に「colette」は閉業した。
- 当時の様子:
- Google Mapで覗いてみると、当時の様子をまだ見ることができた。3階建て約224.8坪の店内に、展示スペース、企業やデザイナーとコラボレーションしたオリジナルの商品、書店、100以上のブランドのボトル入り飲料水を提供する「ウォーターバー」などがありました。
- 現在の活動:
- 現在サラさんはコンサルティング会社「Just a Idea」を立ち上げ、様々な企業のアドバイザーとして活躍中です。ショップの運営は大変な仕事だったらしく、未練は全くないとのこと(WWDインタビューより)
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