2023年4月28日金曜日 更新:

Apple ScriptでオールドレンズのExifを登録する

レンズ情報登録の機能がないカメラでオールドレンズを楽しむ場合は、撮影したあとファイルのExifにレンズ情報を手動で追加するしかありません。

 

ダウンロード

それはちょっと大変なので、オールドレンズのExif情報を一括登録できるApple Scriptを作ってみました。ダウンロードしたZIPファイルを展開して、appをMacのデスクトップ上などに配置します。

 

オリンパス

  • ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8(ZIP、57KB)
  • ZUIKO AUTO-S 40mm F2(ZIP、57KB)
  • ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4(ZIP、57KB)

 

ニコン

  • Ai Nikkor 50mm F1.8S(ZIP、58KB)




使い方

  1. (初回のみ)お使いのMacに「ExifTool」をインストールします
  2. LTIIで撮影したJPG/RAWファイルを複数選択します
  3. デスクトップ上にあるApple Scriptアイコンにドラッグ&ドロップまたは右クリック/このアプリケーションで開く/その他を開いてExifを追加したいApple Scriptを選びます
  4. バックアップファイルを自動で作成したあと、「ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8」をダウンロードした場合は、以下の情報が追加されます

  • レンズモデル:ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8
  • 焦点距離:36.3mm
  • F値:F1.3 

 


プロファイルの複製

Apple Scriptは、最近夢中になっている「LTII EF-m4/3」前提の焦点距離とF値になっています。

通常のマウントアダプターで使用する場合は、ダウンロードしたappを複製したあと、スクリプトエディタで-FNumberと-FocalLengthの値を更新・保存する必要があります。

 

  1. ダウンロードしたappを右クリックしてコピーを選択する
  2. 複製されたappのファイル名を変更する
  3. アプリケーション/ユーティリティ/スクリプトエディタを開く
  4. 複製したappを選んで開く
  5. 下記黄色の部分を更新して保存します

    set command to "/usr/local/bin/exiftool -LensModel=\"ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8\" -FNumber=\"1.8\" -FocalLength=\"50 mm\" \"" & itemPath & "\""



試写

レンズ情報登録が未対応の「Panasonic DMC-GM1」にZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8(LTII)を装着して撮影したあと、Exifを半自動で登録してみました。

 

DMC-GM1 ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8 at 1/16000 F11(F8) ISO200 0EV


DMC-GM1 ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8 at 1/16000 F8(F5.8) ISO200 0EV

DMC-GM1 ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8 at 1/16000 F5.6(F4) ISO200 0EV

DMC-GM1 ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8 at 1/16000 F4(F2.9) ISO200 0EV

DMC-GM1 ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8 at 1/16000 F2.8(F2) ISO200 0EV

DMC-GM1 ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8 at 1/16000 F1.8(F1.3) ISO200 0EV

 

ふむふむ、露出補正±0の時は、絞りリングをF4(F2.9)にしたときが一番自然で画質が安定しそうです。

交換するオールドレンズが増えてくると、OM-1のレンズ情報の切り替えを忘れてしまうことがあり、このスクリプトが役立つことがありました。