2022年8月8日月曜日 更新:

M2 MacBook Air(Mid2022): OMDS関連アプリの動作確認リスト

22/8/8、M2搭載MacBook Airが届いたので引越し中です。

動作環境

OMDSの各アプリの動作を確認した構成は以下の通りです。
  • チップ:Apple M2
  • macOS:Monterey 12、Ventura 13 Beta2
  • カメラ:OM SYSTEM OM-1(過去記事
  • レンズ:LUMIX LEICA DG 25mm F1.4II(過去記事



OM Workspace(アップデーター) 

SNSでうまく動かないという話を聞いていたので一番心配していました。結果は、見事に動作せず!移行アシスタントでBig Surから引っ越したのがよくなかったか。最終的には以下のクリーンインストール手順で復旧できました。
  1. Finder/アプリケーション/OM Workspace.appを右クリック削除
  2. OMDSの「ドライバ有効化手順」の1を実施
  3. OM Workspaceのダウンロード&インストールを実行
  4. 最後に警告表示が出るのでOMDSの「ドライバ有効化手順」の2を実施
  5. MacとOM-1をUSB-Cで繋いだ後に「ストレージ」を選択
  6. OM Workspaceを起動後、メニューからカメラ/アップデート
  7. レンズのファームウェアアップデートがOM-1で動作することを確認できた
 
 
 

OM Capture

移行アシスタントで旧Macから引っ越しただけで使えました。ラッキー
 
 
 

OM Webcam Beta

以下、いくつかのアプリでOM-1を認識できたインストール手順です。手順1はオリンパス時代のWebcamプラグインです。引越しに移行アシスタントを使わない人や元々未使用でファイルが存在しない人はスキップできます。

  1. (一部対象)Finder/Macintosh HD/ライブラリ/CoreMediaIO/Plug-Ins/DALに移動して「OM-D Webcam.plugin」を削除※
  2. OM Webcam Betaをダウンロード&インストール
  3. MacとOM-1をUSB-Cでつないだ後に「コントロール」を選択
  4. 以下のアプリでOM-1をWebcamとして正常に動作することを確認できた 

アプリ名

結果

App Store

Microsoft Teams

動作可能

URL

VLC media player

動作可能

URL

 
Finderの検索で「Olympus〜」というファイルを見つけたら、それも不要なものです。そう考えると、移行アシスタントでOMDS関連アプリを新しいMacに引っ越すのは善し悪しがある。OMDS関係は移行アシスタントを使用せず、M2 Macに新規インストールした方が良かったかも。
 
 
 

Apple製アプリは全滅

以下は、OM-1をWebcamとして認識しなかったアプリです。Big SurではSIPを一部無効化することで回避できたが、最新のMontereyは仕様が変更されたために、Apple製アプリでOM Webcamを使用できなくなった。

アプリ名

結果

コメント

QuickTime Player

動作不可

Monterey12.3以降

FaceTime

動作不可

PhotoBooth

動作不可

 
具体的な理由は、これまでサードパーティ向けに提供していたDALプラグインはかなり古い仕組みで、セキュリティ上の問題がある。Appleは先日のWWDC2022において、今後は安全性を向上した「Camera Extensions」に移行することを発表。Monterey12.3以降のApple製アプリはDALプラグインを無効化しました。(2022、WWDC2022

現在、DALプラグインはApple製アプリ以外では使用できているが、今秋発表する新しいmacOS「Ventura(ベンチュラ)」で廃止される予定とのこと。OM Webcam Betaは様々なアプリで使用できる大変便利なプラグインなので、引き続き「Camera Extensions」に対応したOM Webcamをリリースしてくれることに期待です。
 
 
 

M2 MBAの第一印象

ドッキングステーションのUSB-Cケーブルを1本つなぐだけで、電源、外部ディスプレイ、マウス、スピーカー、外部ストレージなどすべての周辺機器が認識するのが便利すぎる。極薄ボディでありながら低発熱で、タイピングも問題なし。
 
OM WorkspaceのGPUをオンした動作は、まるで別のアプリのようです。その起動スピードは、SDカードを外さずに「OM-1の撮影データをWi-Fi経由でインポートする」のもアリ、と思えるほど。Pixelmator Proのハイレゾショットは、20MPのデータ変換が10秒程度で終わるようになりました。
 


小型、薄型好きの自分にとって非常に満足度の高い1台で、あとはもうすぐ届くM2専用クリアケースをMacに装着したら引越し完了です。

 


Venturaベータ2

ベンチュラのパブリックベータ版を先行体験中です。まず注目したのが「システム設定」がiOSに似たデザインに変更になった。実際に触れた当初は戸惑いがあったがすぐに慣れて、どこに何があるか探しやすくなりました。画面右上にはこれまたiOSでおなじみのコントロールセンターがあり、新機能「ステージマネージャー」にアクセスできる。
 
OMDS関連アプリを一通り試しましたが普通に動作します。普段使っているアプリで動作しなかったのは「Google日本語」のみ。Beta2でこの完成度は素性の良さを感じる仕上がりで、今秋の正式リリースが楽しみなOSです。→ベンチュラ正式リリース後、Google日本語も正常に動作するようになりました。
 
アイドル時の使用済みメモリは6GB前後でした。ブラウジングなど複数のオフィス作業ですぐに8GBを超えたので、物理メモリは最低16GBにカスタマイズして注文した方が良さそうです。
 

 
 

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