2017年1月3日火曜日 更新:

E-M1 Mark IIで変わる!マイクロフォーサーズ次世代カメラの星景写真

OM-D E-M1 Mark IIの星景写真は、従来機種と比較して何が変わったのか。実際に星空を撮影して、主な変更点を整理してみました。


主な仕様

  • 有効画素数:約2,037万画素
  • 画像処理:TruePic VIII
  • 防滴処理:防塵防滴構造
  • ファインダー:アイレベル式液晶ビューファインダー、約236万ドット
  • 液  晶:3.0型バリアングル液晶、約104万ドット
  • 連  写:メカ AF追従10コマ/秒、電子 AF追従18コマ/秒
  • 記録媒体:SDカード (Slot1)UHS-II、(Slot2)UHS-I
  • 電  源:BLH-1 7.4V 1720mAh
  • 外形寸法:134.1 x 90.9 x 68.9 mm
  • 質  量:約574g(バッテリー、SDカード含む)
  • ACアダプター(HLD-9専用):出力DC 9V、5,000mAh (-)(⦿-(+)



基本情報

  • 製品名:ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II」
  • 希望小売価格:オープン価格、初値211,886円
  • 発売日:2016年12月22日(木)
  • Amazon
  • 楽天市場
  • Yahoo!ショッピング

 

2019年2月22日(金)、全世界2,000台限定のシルバーカラー誕生!

https://www.yodobashi.com/product/100000001004234777/


主な変更点

  • モードダイヤルC1/C2/C3
  • プリセットMF 999.9m (AFリミッターOff)
  • 静音シャッター2s
  • 長秒時ノイズ低減
  • デフォルトISO3200


モードダイヤルC1/C2/C3が好き

モードダイヤルのカスタムモードは、C1スナップ、C2スポーツ、C3星景に割り当てて、購入後からマイセットを更新し続けています。頭がスパッと切り替わるのでお気に入りの機能です。GM1Sに搭載されていたので違和感なく使用できたのですが、カスタムモード3つはキヤノン機には昔からある当たり前の機能のようです。KIPONのマウントアダプターのお陰で、キヤノンユーザーからフィードバックがあったのかな?



ピント合わせが不要

歯車/A3のプリセットMF距離 999.9m をOnにして、C3の時に使っています。最初は半信半疑でしたが11-22mmを使って確認したところ、わざとC2でフォーカスをずらしてC3にモードダイヤルを回すと距離指標がギュンと無限に移動します。す、凄すぎる。。フィッシュアイPROをプリセットMFで無限に合わせて撮影した星景写真が以下です(・・;)

竜神大吊橋と天の川
竜神大吊橋と天の川

長秒時の♥静音シャッターが可能に

E-M1 Mark II購入後に「低振動モード0秒」がデフォルト表示オフになっていたので、ピンと来て確認したら案の定です。E-M1 Mark IIは長秒時に電子シャッターが使用できます。もう星景写真で物理シャッターによる振動を気にする必要はなくなり、人間によるシャッターボタンの振動だけ気にすれば良いのです。それでタイマー2秒を採用してます。


長秒時ノイズ低減が基本不要

何ということでしょう、、、念のためオートに設定していたがPROレンズとHGレンズではノイズ低減の処理が基本動作しません。長秒時ノイズレス!(初代E-M1+フィッシュアイPRO、E-M1 Mark II+14mm F2.5ではNR処理が起動)。そして、E-M1 Mark IIはISO感度が一段向上したのでISO3200が常用できます。ISO感度を上げると露出オーバーにならないようにシャッター速度を短縮する必要があるため、従来の半分以下の時間で撮影は終わります。

OM-D E-M1 Mark II + M.ZD ED 8mm F1.8 Fisheye PRO


電源を入れると自動でカメラがピント合わせ。LVブースト2で構図を決めたらシャッターを押して20~30秒後に撮影結果を確認して電源オフ。星景写真は、じっくり腰を据えてコトコト煮込む料理と似た印象がありましたが、マイクロフォーサーズの次世代カメラは星景写真の撮り歩きが可能になりました。山奥だけでなく日常の見慣れた場所でも星空を撮ろう。そんな楽しみ方が増えそうです。

OM-D E-M1 Mark II + M.ZD ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
星空撮影がお手軽すぎる(°▽°;)...!