オリンパスのマイクロフォーサーズのレンズの中で、最も利用者が多いこの標準ズームレンズの魅力について
主な仕様
- レンズ構成:9群14枚(レンズ構成図&MTFチャート)
- 防滴処理:防塵防滴機構
- 最短撮影距離:0.2m
- 最大撮影倍率:Tele 0.6m(35mm判換算)
- フィルター径:62mm
- 最大径x全長:Ø69.9×84mm
- 質量:382g
基本情報
- 製品名:OLYMPUS M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO(35mm判換算24-80mm相当)
- 希望小売価格:130,625円(税込)、初値83,887円
- 発売日:2013年11月29日(金)
- 購入日:2013年10月19日(金)
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- レンズキャップ:付属品のレンズキャップ LC-62Dは、フード装着時にレンズキャップを着脱しにくい問題があります。2016年11月30日にM.ZUIKO 25mm F1.2 PROと共通のレンズキャップ「」が発売されて改善しました。現在は販売終了して在庫限り。後継品としてOM SYSTEM LC-62Gが2022年3月に発売しました。
- レンズフード:付属品のレンズフードはロック機構が旧式のため、微妙に外れやすい問題があります。登山中に気づかず、撮影後にケラレ写真を見つけて落ち込んだこともありました。後継品としてOM SYSTEM LH-66Dが2022年3月に発売しました。
外観
修理歴
- 2016年5月、うっかり30cmの高さからフローリング床に落下。マウント部のネジ3本が飛んでマウント部がぐらぐらになるほど破損しました。修理代金1万円+交換部品代3,900円+会員割引-10%+消費税で修理費用は合計13,510円でした。
- 2018年5月、うっかり手を滑らせてフローリングの床に落下。咄嗟に足を出してワンクッションバウンドさせたため、フード破損だけで助かりました。
- 2021年12月、長年の酷使でズームリングに塗装ハゲを発見。こちらは強力ペイントマーカーで黒く塗っておしまい。
- 2024年4月、うっかり手を滑らせてフローリングの床に落下。咄嗟に足を出してワンクッションバウンドさせたため、フード破損だけで助かりました。
標準ズームレンズのメリット
レンズ交換が頻繁にできないと予想される時は、必ずこのズームレンズを持ち出しています。この日は台風11号の影響で高波と雨の予報だったので、OM-D E-M5とM.ZUIKO 12-40mm F2.8
PROの防塵防滴コンビで出かけました。荒れた天気の日は、堤防の内側で釣りをするのが鉄則だそうで、皆さんそこに集まって釣りをしていました。
L-Fnボタン、マニュアルフォーカスクラッチ機構
モードダイヤルはAモード中心で時々ART。レンズのL-Fnボタンに特定のWBを割り当てることができるので、L-Fnボタンを押して雰囲気を変えて撮影することもあります。MFクラッチ機構は動画撮影や星景写真で重宝しますが、単純に距離目盛がかっこいい。OM-D E-M1のファンタジックフォーカスで撮影 |
テレマクロ性能
OM-D E-M5のキットレンズ12-50mmの画質に満足できない。でもマクロ機能があるしなぁ・・とPROレンズ購入をためらう人は多いかと思います。12-40mm F2.8はテレ端の最大撮影倍率が0.6倍(35mm判換算)なので、結構大きく撮れてしまいます。なので正確なブツ撮りを好む我が家では、ZUIKO DIGITAL 50mm F2マクロの使用場面が激減しました。
夜景撮影
夕暮れのシーンでは手ぶれ補正を利用して、あえてISO Lowに切り替えて撮影することもあります。PROレンズキットとして販売されているだけあって、OM-Dシリーズとの相性はかなり良いと思います。
OM-D E-M1 |
OM-D E-M1 |
OM-D E-M1 |
ゴースト
OM-D E-M1 Mark II/LUMIX G9Proなどボディ内に反射防止膜(ARコート)が搭載されているカメラで撮影するとゴーストを大幅に低減できます。LUMIX GM1に付けて逆光で絞ると結構びっくりするほどゴーストが出ます。
LUMIX GM1 F7.1(ARコートなし) |
これが逆に味かなと。2型発売後もまだまだ元気な我が家の12-40mmです。OM-1(ARコートあり)との使用例はこちら。
OM SYSTEM OM-1で撮る山写真