2023年5月28日日曜日 更新:

ゼルダの伝説『ティアーズ オブ ザ キングダム』の超解像技術AMD FSR 1.0

ゼルダの伝説『ティアーズ オブ ザ キングダム』の概要まとめ

ニュース

  • ゲームレビューサイト「metacritic」で95点(BotWは97点)を獲得(metacritic、5/12)
  • 週刊ファミ通 2023年6/1号のクロスレビューで40点を獲得(週刊ファミ通、5/18)
 
 
 

主な仕様

  • 対応ハード:Nintendo Switch
  • スタイル:テレビ、テーブル、携帯対応
  • 人数:1人
  • 年齢:12歳以上

 

コントローラーは、充電機能付きの「Joy-Con充電グリップ」(型名:HAC-A-ESSKA)、または「Nintendo Switch Proコントローラー」でのプレイがおすすめです。

2021年10月8日(金)に発売された「有機ELモデル」は、従来と同じ充電機能なしのJoy-Conグリップが付属します。

 

 

基本情報

  • 商品名: ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
  • 希望小売価格:ダウンロード版(16.3GB)7,900円、パッケージ版7,920円
  • 発売日: 2023年5月12日(金)世界同時発売、3日間で国内224万本、世界1,000万本の売上げを達成

 

本体のメモリー容量に空きがない状態でダウンロード版を購入した場合は、遊ぶ前にmicroSDの追加が必須なのと、Switchが2台以上ある場合は「いつもあそぶ本体」の制限があるので注意が必要です。

機種別のmicroSDの差し込み口

 

Nintendo SwitchのmicroSDスロット性能は、公式によるとUHS-I(60~95MB/秒)で、UHS-IIには対応していません。カード自体は使用できますが、UHS-II(312MB/秒)の読み込み速度で使用することはできません。

我が家はダウンロード版を購入後、microSDカード「Samsung EVO Plus 64GB U3」に保存してプレイしています。WiiUのスピード(22.5MB/秒)に慣れていたので、読み込み速度が速くなったと感じています。

 

 

ゲームコンセプト 

  • オープンワールド
  • ブレスオブザワイルドの続編
  • 地上フィールドは前作を踏襲(宮本茂氏の”アイランド構想”)
  • 空と地底をシームレスに拡大

 

元々、地上と洞窟、地上と空、地上と地底のシームレスな世界の構想はあったが、Wii Uのハード制限があり前作では実現できませんでした。Nintendo Switchによるゼルダの伝説のオープンワールドの完成形が本作です。

 

 

三者三様のプレイ内容

前作『ブレス オブ ザ ワイルド』を初めて遊んだときは、かなり酷いプレイ内容でした。理由は簡単で、私はハイラルの人々の話をつい飛ばしてしまいます。当然、すぐに何をすればいいか分からなくなり挫折しました。(→本作は、「会話ログ」機能でうっかりボタンを連打して飛ばしてもリカバリ可能です)

それは、友人からストーリー解説動画を紹介してもらったとき、「前作はストーリーも神だったのか!」と驚いてしまったほどである😅

 

しかし、数々の賞賛を見る度に、これは真面目に遊ばねばと1年後の夏休みにプレイ再開。子供達からストーリーを追いかける手順、ZLや盾Aなどの基本的な戦闘テクニック、料理の作り方などをレクチャーしてもらい、何とか厄災ガノンを倒す事ができた。

(私と同じような人はいるようで、公式から冒険手帳が公開されています。本作はリモコンバクダンが無いので「武器を壊れにくくする方法」は必読です)

 

 

『ブレス オブ ザ ワイルド』のストーリーの終盤でようやく忍びスーツの存在を知り、目の前で逃げられていた昆虫を簡単に捕まえられることに感動して、ふいうちを得意とする姑息なリンクが誕生した。

これを本作でも実現するために、せっせとお金を貯めて忍びスーツを購入したあと、大妖精に強化してもらっては嬉々として闇夜を駆け巡っていたのだが、同時に始めたはずの次男リンクはなんと「エアロバイク」で空を飛んでいた。

ちょっと形は違うが、ファミ通.comでも似たようなゾナウギアが紹介されている。

あまりの文明レベルの差に愕然としたが、地上と地底でひたすらがんばりゲージとバッテリーの強化を中心に進めていたらしく、今日からストーリーを始めるにあたり、「エアロバイク」を考えて作ったのだという。

次男リンクは戦闘も大変洗練されていて、武器の切り替えは見えないほど。様々な道具を駆使して戦う姿は、さながらランボーのようだ。

長男リンクは世界各地にある祠巡りにハマっているらしく、前作では針の穴を通すような弓矢の使い手だったが、おそらく今作でも神プレイの連続に違いない。後で知ったが「エアロバイク」はもちろん、盾サーフィンでトロッコのレールを移動したり、盾ロケットや盾バクダンで華麗にひょいひょいとストーリーをクリアしていた。こちらはまるでゼルダの伝説のテーマパークに遊びにきた人を観ているかのようです。

ネタバレをしないようにお互いのプレイ内容はできるだけ見ないようにしていたのだが、『ティアーズ オブ ザ キングダム』は、現実世界の生き様がそのままゲームに現れてしまう。3人のプレイ内容を見ている妻によると、私のリンクは一番洗練されていない、おっちょこちょいのリンクらしい。

昭和生まれの2D育ちなので、己の劣化具合を身に染みて感じつつも、おじさんリンクは今日も野山をかけ巡り、夕日の写真を撮ったり昆虫採集をするのであった。

 

 

フレアとゴースト

『ティアーズ オブ ザ キングダム』の世界では、太陽に向かって逆光に立つと結構派手なフレアと虹色ゴーストが出ます。この描写は1970〜80年代のオールドレンズを参考にしているかもしれない。






日中は、レンズの絞りをF16まで絞ったときの太陽が見れます。

 


 『ティアーズ オブ ザ キングダム』は、太陽の動きや描写が本物そっくりに見えるため、いくつかのアルゴリズムと技術を組み合わせて作られていると考えられる。

パラセールで滑空中に太陽を背にすると、影の描写の正確さに驚いてしまう。太陽の軌道をシミュレーションするだけでなく、太陽の位置や角度に応じて、周囲のオブジェクトや環境に影を落として、より現実的な表現が可能になっている。

さらに、空や雲などのグラデーションと大気の動きに、写真の芸術的なエッセンスを取り入れることで、ゲームの世界でありながら自然の美しさや神秘的な雰囲気に感動する瞬間が度々訪れる。

これらの描写を支える技術として、AMDのオープンソースのアップスケーリング技術「FSR(FidelityFX Super Resolution)1.0」を採用しており、時折フレームレートが落ちることはあるものの、新しいGPUにアップグレードせずに、フレームレートの向上と高解像度を実現しています。

写真界隈でも2022年頃から「Topaz Video Enhance AI」といった機械学習(ML)による動画のアップスケーリング技術が話題になっていますが、FSR 1.0および最新の2.0は、アップスケーリングのアルゴリズムに機械学習を使用していないため、ML専用チップのないハードウェアで動作するメリットがあります。

 

 

OBS Studioで高画質プレイ

M2 Macbook Air(macOS 13以上)では、格安のHDMIキャプチャーユニットと以下の配信ソフトを組み合わせて、ゼルダの伝説『ティアーズ オブ ザ キングダム』を、高画質かつフレームレート落ちもなくプレイできました。この方法は、QuickTime Player/ファイル/新規ムービー収録の「品質:最高」よりも画質が優れています!
 

具体的な手順ですが、Nintendo SwitchドックのHDMI出力先をHDMIキャプチャーユニット経由〜USB-C変換アダプターでMacに繋いだあと、OBS Studioを起動して、以下の初期設定を行います。映像が出ないときはソースの再作成、BGMが聞こえないときは、HDMIキャプチャーユニットとMacを繋いでいるUSBケーブルを抜き差しすると改善しました。

  1. OBS Studioを起動します
  2. 映像キャプチャデバイスを追加:USB Video
  3. 音声入力キャプチャデバイスを追加:USB Digital Audio
  4. オーディオ詳細プロパティ/音声入力キャプチャ/音声モニタリング:モニターのみ
  5. 設定/音声/モニタリングデバイス:既定
  6. 設定/映像/FPS共通値:60fps
  7. 映像を右クリック/全画面プロジェクター(プレビュー)

 


amiboで金策

  • ゼルダの伝説シリーズのamiiboをタッチすると、冒険に役立つアイテムのほか、特別な「パラセールの生地」が手に入ることがあります。ゲーム内のとあるお店で、生地を張り替えることができます」とのこと。
ゲーム後半では、amiiboが役に立つ。ケモノ肉を焼いて肉を売る事ができるからです。