iPhoneにある隠された機能「拡大鏡・ズーム」と「テキストサイズ」を有効にしましょう。
iPhoneの「拡大鏡」が便利です
iPhoneやiPadに搭載されている「拡大鏡」と「テキストサイズ」機能ですが、2017年9月にリリースされたiOS11からコントロールセンターから呼び出せるようになりました。iOS14では「拡大鏡」のメニューが更新されて、カラーフィルターが簡単に選べるようになりました。これは便利だ。
2024年9月、本記事をiOS18に対応しました。「拡大鏡」は、iPhone 13, 14, 15, 16 Pro/Pro Maxシリーズのマクロモードとは異なる機能です。
コントロールセンターに「拡大鏡」と「テキストサイズ」を追加する
両方ともデフォルトではオフになっています。以下の操作で有効にできます。
- (iOS17)設定 > コントロールセンター >コントロールを追加の中から「拡大鏡」の左端にある+ボタンをタップします
(iOS18)コントロールセンターを呼び出して画面長押しまたは左上にある+ボタンをタップしたあと画面下の「コントロールを追加」>「拡大鏡」をタップします - 同様に「テキストサイズ」を追加してください。
コントロールセンターは、iPhoneの画面下から上に向かってスワイプします。呼び出すコツは、画面の外をタッチして人差し指を上方向に押し上げます。コントロールセンターは、画面がロックされている状態でも表示できます。ちなみにiPhone X以降は画面右上から下に向かってスワイプします。
接写/マクロ撮影に向いているiPhone・iPad
接写/マクロ撮影は手ぶれしやすいため、接写やマクロ撮影に向いているiPhoneやiPadを選ぶ際には、「光学式手ぶれ補正(OIS)」や「センサーシフト式手ぶれ補正」が搭載されているモデルが特にお勧めです。
iPhoneでは、iPhone 12 Pro Max以降のモデルがセンサーシフト式手ぶれ補正に対応しており、iPhone 13シリーズ以降のProモデルには高精度なマクロ撮影モードが搭載されています。一方、iPadでは、iPad Proシリーズの11インチおよび12.9インチモデル、iPad Air(第5世代)、iPad(第10世代)、iPad mini(第6世代)のメインカメラに光学式手ぶれ補正が搭載されています。
接写/マクロ撮影してみよう!
まずは、身近なお金を撮影してみましょう。 コントロールセンターから「拡大鏡」を起動すると、3つの撮影モードが選べます。メニューをタッチして上下にスワイプすると、撮影モードを切り替えることができます。
左:ズームのみ 中:ズーム+撮影 右:フルモード |
メニュー内のコントロールボタンは、設定から配置を変更することができます。下図右側は、接写/マクロ撮影に特化させたカスタマイズ例です。iOS15より「焦点ロック」、「カメラ」(フロント↔︎リアカメラの切り替えとiPhone 13 Pro/Pro Max以降の「クローズアップ」選択)、iOS16より周囲の人、オブジェクト、シーンを検出する「画像説明」が追加されました。
左:デフォルト 右:カスタマイズ例 |
実はサイドボタンでも呼び出せる
最初はコントロールセンターで呼び出せると喜んでいましたが、実はサイドボタン(ホームボタンのある機種はホームボタン)のトリプルクリックで「拡大鏡」を呼び出すこともできます。
- 設定 > アクセサビリティ > ズーム:オフ※iPhone画面のズーム機能。拡大鏡にズーム機能があるので今回はオフ
設定 > アクセサビリティ > 拡大鏡:オン※ホーム画面に「拡大鏡」アプリが追加される。iOS15以降はデフォルトアプリとなり、オン/オフは廃止- 設定 > アクセサビリティ > ショートカット > ズーム機能:オフ
- 設定 > アクセサビリティ > ショートカット > 拡大鏡:オン
接写/マクロ撮影の流れ
ライブビューのみ
拡大画面のスクリーンショット
- ◎ (シングル写真モード)をタップします。※(+)(マルチ写真モード)の場合は画面左上の「終了」をタップする
- 画像が拡大された状態で固定されます
- 画面をタップしてメニューを消したあとスクリーンショットします
- 画面をタップしてメニューを戻したあと(x)をタップで1に戻る
- 画面のスクリーンショットは機種毎に操作が異なります。
- FaceID搭載モデル:音量を上げるボタンとサイドボタンを同時に押す
- ホームボタン搭載モデル:サイドボタンとホームボタンを同時に押す
- 「マルチ写真モード」がオンの場合は連続して複数固定できます。
- 画面固定中は指で画像の移動や拡大縮小、コントロールの再調整が可能です。
- 画面固定後は画像長押し/共有または画面右上の[↑]をタップして「画像を保存」で拡大前の画像データを保存できます。
iPhone8で撮影 |
iPhoneのテキストサイズを調整する
画面の文字が読みにくいと感じたら、コントロールセンターのテキストサイズを呼び出してクイックに調整が可能です。
- コントロールセンターを呼び出し、AAをタップします
- 好みのテキストサイズをスワイプして設定します
調整できるテキストサイズは7段階! |
あとがき
「拡大鏡」と「テキストサイズ」を有効にしたらとても便利だったので記事にしました。特に「拡大鏡」はルーペの代用になりますし、マクロ撮影機能がいつの間にか充実していて驚きました。ぜひ、ご活用ください。
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