2017年3月2日木曜日

OM-D E-M1 Mark II でモノクロ/カラープロファイルコントロール。

プロファイルコントロールは、2016年2月に発売されたデジタルPEN-Fだけに搭載されている、クリエイティブダイヤルでフィルム写真のプロセス(フィルム選び、撮影、現像、焼付け)を行うように作品づくりが楽しめるという、簡単に言うと"色相・彩度" 調整機能です。昨年末に発売されたOM-D E-M1 Mark IIには残念ながら搭載されませんでしたが、OM-D E-M1 Mark IIで撮影したRAWファイルであれば、OLYMPUS Viewer 3で楽しめるというので使ってみました。




◆OLYMPUS Viewer 3 ダウンロードページ

左のメニューはライブラリよりフォルダー表示がおすすめ


◆モノクロ/カラープロファイルメニューはどこ?

PEN-FまたはOM-D E-M1 Mark IIで撮影されたRAW画像を選択すると、「仕上がり」のドロップメニューの中に「モノクロ/カラープロファイル」の項目が現れます。また、ライブラリ表示でフォルダー内にJpegとRAWの両ファイルがあると表示が煩雑になるので、フォルダー表示に変えてオプションの基本メニュー内にある「RAW・JPEGをまとめて表示(フォルダ管理時)」と「RAW画像を優先して表示」にチェックを入れた状態にすると便利です。


◆標準プリセット



◆プロ写真家の設定を自分の写真に適用してみる

オリンパスの下記ページにプロ写真家による作品集があるので、好きな写真を見つけたらPCにJpegファイルをダウンロードします。
https://www.olympus-imaging.jp/product/dslr/penf/gallery/index.html

R.Cleveland Aaronさんのモノクロ写真を自分の写真に適用してみました。対象のRAW画像を選んで編集モードに入り、「仕上がり」からモノクロプロファイルを選択します。右隣りにファイルの読み込みボタンが現れるので、クリックしてダウンロードしたJpegファイルを選択します。



Jpegからプロファイル設定が読み込まれた!


この状態で、「書き出し」ボタンをクリックして現像します。


BEFORE

P2100033-org
ドキドキ...


AFTER

P2100033-mono
おぉ~Σ(゚Д゚)


以下、R.Cleveland Aaronさんの解説を引用します。
多くの時間を、モノクロでのストリート写真撮影に費やしている身としては、モノクロプロファイルコントロールを用いて粒状フィルム効果や、カラーフィルターのコントロールができることは嬉しい驚きだった。以前は、モノクロで撮るか、アートフィルターのラフモノクロームを使用するかの選択肢しかなかった。選択肢が広がったことで、自分の眼でとらえたものをより簡単に噛み砕き、より雄弁に伝えることが可能になった。
カラープロファイルコントロールは、ちょっとした創造的な楽しみを提供するものだとはじめは思っていたのだが、この機能は色について、また私がどうして白黒で撮る傾向にあるのかを深く考えるきっかけとなった。街は多くの場合、形やデザインの調和に寄与しない色で溢れている。ここでカラープロファイルコントロールの長所が生きてくることになる。この機能を使うと環境ごとに異なるプリセットを設定し、色を取り除く(または彩度を下げる)ことが可能なのだ。例えば、夕方近く、雨上がりのシンプルな風景の中の、店から漏れるタングステンの光などは問題になりやすかった。どちらの光源の光が強いかによってホワイトバランスを選ばなければいけなかったからだ。それがカラープロファイルコントロールを使えば、自分の構図の中から青と黄色を弱めることが可能となるのだ。さらに重要だったのは、建築とインテリアでの撮影である。周囲の家具の色が反射で映りこむような場所で撮影を行う写真家たちは、この機能を私と同じく重宝することだろう。


R.Cleveland Aaronさんの言葉は、まさにこの機能の本質を的確に捉えていると思います。この解説を読んでモノクロ/カラープロファイルを体験することで、自分がいかに被写体に降り注ぐ様々な光とカメラやレンズ毎の特徴を”深く理解せずに” F値、露出、WBや階調を設定して撮影していたかを思い知らされる結果となった。

このレンズはここがイマイチなんて思っていたが、ある一定のレベルを超えたレンズになると活かすも殺すも撮影者次第ですね。。OLYMPUS Viewer 3はVer.2以降、64bit環境でのネイティブ動作とグラフィックプロセッサーを使用したRAW現像処理対応など、この1年で以前とは比べられないほど性能UPしました。「なぜこの設定を選んで撮影したのか。」、「どう撮影するのがベストだったのか。」を撮影後にクイックに支援してくれるツールになっていたようです。