2015年11月22日日曜日

OM-D E-M1に外付けマイクを装着してみた。その3

前回、E-M1用の小型マイクロフォンは「AT9910」で落ち着いたのですが、世の中にはワンランク上の一眼専用マイクが発売されてます。こちらも気になったので比較してみることにしました。すべて電池を必要としないプラグインパワー方式で、単一指向性x2のステレオ外部マイクです。


メーカー
audio-technica
Nikon
Panasonic
キヤノン
SONY
TASCAM
型名
周波数特性
80~12,000Hz
70~16,000Hz
80~20,000Hz
100~10,000Hz
70~20,000Hz
50~20,000Hz
正面感度
-42dB
-42dB
-37dB
-36dB
H:-37dB L:-52dB
インピーダンス
2.3kΩ
200Ω
1.6kΩ
ローカット機能
搭載
搭載
非搭載
非搭載
搭載
搭載
マイク感度切替
非搭載
非搭載
非搭載
非搭載
非搭載
搭載
質量
約80g
約92g
約64g
約77g      
約100g
約75g
希望小売価格
¥20,900
¥11,880
¥10,780
¥24,200
¥15,800
¥9,920



1〜2万円の価格帯の中で、最も周波数特性が広範囲なマイクを購入してみました。以下、リニアPCMレコーダーで有名なTASCAMの製品紹介ビデオです。


その1その2の苦労はなんだったのか。本製品の質感含め賛否あるようですが、音質に関して言えば小型マイクロフォン「AT9910」の上を行く。また、無音時のホワイトノイズは「TM-2X」が最も気にならない結果となった。ホワイトノイズは製品毎に特徴があるため、購入前にレビュー動画などを聴き比べして、許容できる製品を選択することをおすすめします。

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クリアな音質の理由は、TASCAMがリニアPCMレコーダーで培った技術「X-Y方式のステレオマイク録音」を採用しているためで、位相差を抑えた自然な状態でOM-Dに録音される。また、タッチノイズを軽減するフローティング機構を搭載。付属のノイズアイソレーションアームで、オートフォーカス・手ぶれ補正の動作音などを低減できる。「CC-VH02 Pro」を同時購入したので、ノイズアイソレーションアームは現在未使用ですが、MSC機構を搭載したレンズを使用すれば更に安心でしょう。

ウィンドジャマーは開封直後は毛が抜けまくるが、抜き続けていくと最終的に落ち着く仕様だ。 Σ(゚Д゚) 裏地がしっかりしているので、ブラッシングすればそのまま使って良さそう。自作品と比較すると、風切音を低減しつつ音声がよりクリアに録音できます。現在、OM-D側の設定はデフォルトのままで、TM-2X側はSENS H, FLATで家族をビデオ撮影していますが、臨場感のある音になって個人的には満足です。

感心する工夫が盛り沢山

これ以上の音質を極めるとなると、オリンパスのリニアPCMレコーダー「LS-100」が必要になるのでしょうが、オリンパス純正品でTM-2Xクラスのラインナップがあってもいいと思います。OM-D E-M1 Ver.4.0のリリースに合わせて動画関連の機材を強化してきましたが、今後OM-D MOVIEがどこまで進化するか楽しみです。






2015年11月26日更新


OM-D E-M1/E-M5 Mark IIのファームウェア更新に合わせて、LS-100のファームウェアが公開されました。

OM-Dとの接続方法のマニュアルも同時に公開されてます。
https://support.olympus.co.jp/jp/support/dlc/archive/man_ls100_omd.pdf

ホットシューにかなり負担が掛かりそうなので、OM-Dを動画専用機として割り切るのであれば、LS-100をハンドスタビライザー等に装着する方が良いかもしれません。また、写真/動画兼用時は、ファインダーが使えるTM-2Mクラスの外部マイクが良さそうです。