2015年10月26日月曜日

今、改めてOM-DのC-AFと”親指AF”を使ってみた感想。その4

今年の運動会は、OM-D E-M1と40-150mm F2.8 PROの1本で撮影しました。これまで徒競走などの動体撮影はC-AF+連写Lでしたが、今回はファームウェアVer.3.0の新機能であるC-AF+連写H(9コマ/秒)を使用しました。



40-150mm PROはトリミング耐性があるので、構図は少し大きめに撮影することを心掛けました。あとでトリミングするとより迫力ある写真になります。

10月某日(晴天)午前 親子リレー予選

カメラ:OM-D E-M1
レンズ:M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO + MC-14
被写体:親子リレーの選手
AF設定:C-AF + 連写H, グループターゲット, 顔優先AF ON, AFロックオン標準
測 光:中央重点測光

全員先頭で高い合焦率で撮影できたのですが、ズーム変更中にシャッターを切ると確実にピンぼけすることが分かりました。ズーム変更中は、親指AFのAEL/AFLボタンは押し続けて選手をC-AFで追従させておき、シャッターボタンからは指を離すべきでした。

No.
焦点距離
連写枚数
被写体の順位
合焦率(%)
成功
失敗
コメント
1
56mm
19
先頭
94.7
18
1

2
56mm
24
先頭
95.8
23
1

3
155, 56mm
19
先頭
78.9
15
4
4コマの失敗=ズームを変えている最中にシャッターを切った回数
4
150, 56mm
31
先頭
96.7
30
1

5
56mm
30
先頭
100
30
0

6
155, 67mm
25
先頭
64
16
9
9コマの失敗=ズームを変えている最中にシャッターを切った回数

 

10月某日(晴天)午後 親子リレー決勝

午後は逆光だったので、太陽が木で隠れる位置に移動してから撮影を開始しました。決勝は第二走者から混戦となり、別の選手に合焦してしまうケースが多々ありました。後の検証で分かったことですが、リレーの撮影は「AFロックオン強」が向いているようです。

No.
焦点距離
連写枚数
被写体の順位
合焦率(%)
成功
失敗
コメント
1
210, 56mm
23
先頭
91.3
21
2

2
63mm
24
3位
70.8
17
7
7コマの失敗=混戦、先頭走者をロック
3
56mm
19
先頭
42.1
8
11
11コマの失敗=混戦、後続走者をロック
4
56mm
12
先頭
41.6
5
7
7コマの失敗=混戦、後続走者をロック
5
105mm
25
先頭
44
11
14
14コマの失敗=混戦、後続走者をロック
6
56mm
26
先頭
92.3
24
2

7
56mm
22
3位
63.6
14
8
8コマの失敗=混戦、先頭走者をロック

連写Hは1枚目で露出が固定される仕様なので仕上がりに不安があったのですが、今回のように連写中に露出が大きく変わらないシーンでは特に問題ありませんでした。OM-D E-M1の新機能「C-AF+連写H」は、動体撮影に十分使える機能だと思います。

今年一番の反省は、決勝でアンカーが走る直前にバッテリー切れを起こしてしまったことです。備えあれば憂いなしということで、運動会のあとにバッテリーホルダーHLD-7を購入しました。HLD-7のバッテリーカバーは、HLD-6と違って開いた時にカチッとロックされるところが気に入りました(^^♪




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